この日の前々日、日本郵便の社長継続の問題から、鳩山邦夫総務大臣が辞任したニュースが日本中の耳目を集めた。
日本郵便についての政府の対応や、鳩山氏の政治的な判断がどうだとか、、そんな難しい議論は、オイラにはわからないし、このブログのテーマ外。
ただ、鳩山氏は、チョウ研究者としてもたいへんな権威(特に飼育の?)であって、数年前にも「月間むし」だったかな、忙しいさなかに記事を寄稿されていたのを見つけて驚いたことがある。
「月間むし」ほか雑誌はほとんど読んでいないから、もっと色々活躍されているのかもしれない。
とにかく、政治家でありながら現役のチョウ屋活動もされている、そのバイタリティには敬服している。
で、なんの話かというと、鳩山氏が著書「チョウを飼う日」で信州そばイチオシの店として紹介しているのが、佐久の「みなとや」というお店。2回ほど行ったかな。
そんなことのあった鳩山氏に敬意を表して、この日の腹ごしらえには、久々に「みなとや」さんへ行ってみようと思い立った。
もう何年行ってないんだろう・・佐久の合同庁舎の近くだったはず、、141号のバイパスがつながって、このあたりの交差点の風景も変わった、それほど時間が過ぎている。
確か、このあたり、、という場所にあった店、、それが「佐久庵」だった。
ここじゃなかったっけ?いったんとおり過ごしたが、戻ってそこに入ることにした。
店内に入ると、内装はリニューアルされているものの、右手にある座敷から、やはりここが「みなとや」であったろうことが確信できた。
ばかていねいなほどの、若いお兄さんが接客係。きけば、5年前(*自信ない。たしか・・)に経営が変わったという。みなとやさんに最後に来たのは、少なくとも6年以上前であったか・・
蕎麦を作っているのは、彼の父上だそう。おしゃれなリフォームは、母上の趣味だそうで。
たしか、壁に鳩山氏の色紙が、と思い出すと、以前どおりに掲示してあった。
おっと、家訓?の「友愛」であるか。
驚くべきは、佐山庵あてのサインになっていたこと。開店の年に来て、揮毫されたそうな。
「これは、大臣をやめられたばかりの鳩山さんの・・」
と若旦那は、話してくれるも、こっちは百も承知である。
「あと彼の著書もありますよ、、サイン入りで・・」
なぬなぬ!
と本棚に「チョウを飼う日々」が置かれていた。
くどいようだが、新旧の両方のお店あてサインのツーショット。
オーダーしたのは、もりそば650円び大盛り(+200円)と一品に牛すじ煮込み350円なり。
蕎麦は、更科そばと、佐山そばという通常の蕎麦の2種を用意している。今回、初めてなのでオーソドックスに通常の蕎麦を。
始めに、牛すじ煮込みが出てきた。
そして蕎麦、大盛りの言葉どおり、かなり盛って出てきたよ。
麺は、とても細い。挽きぐるみ。
ギンギンに冷やして、歯ごたえの中に、すこしムコムコ感も感じたが、うまい。
あ、鳩山氏の色紙と蕎麦を入れたショット・・もういいって?
つゆは、辛口というか、たいへんすっきりとしたもの。塩辛いのでなく、日本酒の辛口の意味あい。
そのものを呑むとダシが表立ってまろやかだ、それが麺とからんだときに甘く変化する。
薬味は3種、刻みねぎ、わさび、大根おろし。
若旦那から店内の撮影も許可をもらったので、最後にオサレに落ち着いた店内の点景を。
実感としては、佐山庵の方がオイラの好みだった。たいへん美味しく、高評価させていただこう。
非常に惜しむらくは量であろうか、、決して少なくはないが、普通というところ。
次回は、更科そばも注文してみたい。
オレ的オススメ度:★★★★☆
案内
佐久市野沢314-16
0267-62-3811
営業:11:30-14:00
17:30-21:00
定休:毎月曜
フロア:10人×1T、4人×2T、カウンタ 4人
座敷:4人×3T
もりそば 650円、ハヤ唐揚600円、 大盛り+200円、特盛+300円など