登山道の管理日記
「パルナッソス山へ」管理人たにつちの日常。温泉は泉質主義でひなびほど良し。蕎麦屋めぐり、日本の美・チョウ・花・山の撮影など。ニッチでディープを心に留めたい。Discover Deep Japan!
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秋の高山蝶をたずねる
2009年 10月 04日 | |
田淵の「日本アルプスの蝶」のミヤマモンキチョウには、前々から気になっていたページがある。
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紅葉の深紅のクロマメノキに越冬前の幼虫が止まっているという。
ほんとにそんなシーンが見られるのか。強く印象に残り、いつか撮ってみたいロケーションだった。

すぐれない天気が続く中、日曜日にぽっと快晴の予報が出た。
貴重なチャンスだ、大切にしよう。と、浅間山系の生息地をたずねることにした。



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先日の谷川と同程度の標高だが、紅葉の進みはもう少しこれからかもしれない。
いい天気に恵まれた。
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登り始めや、かなり登ったところでも出迎えてくれたのは、クジャクチョウ・・
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陽気に誘われ?なんか懐かしい。
やがてクロマメノキも、株によって紅葉しているもの、していないものがずいぶん異なる。
この網目状のそれが幼虫の食痕ではないとにらむ。
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田淵がしたであろうように、忍耐で目に付く株をじっと探した。
そのクロマメ(ここでは浅間ブドウとも)も今がシーズン。
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ときに少しだけつまんでは・・大粒のものは甘酸っぱくてジューシー。
オイラとしては全力で探したが、、結局幼虫さんの姿はみつけられなかった。数も多くはないと覚悟していたけれど。
実感として、すべての幼虫が田淵の書いているように落葉まで葉にしがみついているということはないのではないかと思った。
ときに、陽気に誘われて、冬眠体勢から日光浴にノコノコ登ってくるごく一部の幼虫を田淵はみつけたのではないだろうか。まったくの憶測。
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もうひとつ、ミヤマシロチョウの越冬巣を押さえておくことにした。だいたいの場所は教えてもらっていたが、みつかるだろうか・・
ヘビノボラズの木も紅葉していた。
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始めわからなかったが、みつけることができた。
その枝先に枯葉をかくっつけてできた越冬巣も。
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よかった。
ある巣では外に1頭の幼虫が出て止まっていた。これは、やらせでも、もちろん巣を開いたわけでもない。
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この後同じく外に1頭が出ている巣をもうひとつ見つけた。日光浴?見張り?

何にしろ、越冬巣と幼虫は初撮影だ。祝
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by parnassus | 2009-10-04 23:20 | チョウに会える道 | Trackback | Comments(18) |
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Commented by 虫林 at 2009-10-07 17:49 x
ミヤマモンキチョウの幼虫探しへの挑戦、見上げたものです。僕もいつか挑戦しなければなあ。
ミヤマシロチョウの越冬巣の外に幼虫が出てくることの観察も貴重ですね。いつも12月に越冬巣を見ていますが、幼虫は見たことが無いので少し羨ましいです。
Commented by fanseab at 2009-10-07 21:17
敢えてこの時期に浅間山系で高山蝶の幼生期を探索する姿勢に頭が下がる思いです。しかも高山蝶研究にとってバイブルとも言うべき田淵さんの記述を疑って事実に目を向けているスタンスに再度感心いたしました。ミヤマモンキについては是非再チャレンジされて、結果を拝見したいものです。
Commented by げん@紅葉見物と兼ねて at 2009-10-07 23:15 x
虫林さん、どうもご無沙汰しております。ありがとうございます。
私のようなフシアナ目で探しての結果ですから・・貴殿ならきっと2つや3つは見つけていたに違いない、と思いますよ。
越冬巣は田淵が描いたような「巨大な」ものは見つかりませんでしたが、それなりに観察できて、まずはよかったです。幼虫にも会えて・・
Commented by げん@やはり田淵はスゴイ at 2009-10-07 23:20 x
fanseab さん、ご無沙汰しておりますところ、ありがとうございます。
今の時期、皆さんどちらへ撮影に行ってるのでしょうか。行き先がなくて、思い立ったというのも事実かもです。
田淵氏の記述を覆すには、よほどの観察と実践が必要ですよね。言い切ることなど永遠にできませんが、定説への一石を投じるのは、科学の基本かな、などと思った次第です。
いつかできるのか?、、わかりませんが、深紅のクロマメノキと幼虫ショット、私も撮りたいものです。
Commented by banyan10 at 2009-10-08 16:10
数年前にtheclaさんが少し紅葉した葉の幼虫は撮影しています。
http://thecla.exblog.jp/3908932/
僕も一度行こうと思って、なかなか実現できないでいます。
10月に入ると紅葉は進むようですが、幼虫の多くは越冬体勢なのかもしれませんね。
Commented by cactuss at 2009-10-09 20:51
小生も同じ日に草津白根でミヤマモンキの幼虫を探しました。
クロマメノキの葉はほとんど赤くなっていました。しかし、食痕はあるものの幼虫は見付かりませんでした。
秋の暖かい日にたまに日向ぼっこに出てくるのかもしれませんね。
Commented by 愛野緑 at 2009-10-09 23:20 x
やはり挑戦されたのですね!
結構成虫は見られるので幼虫もいるはずなのですが・・・、見つかりませんね。
私もまた行ってみたいです。が、もう、歩いていると耳が痛くなってしまうでしょうね。
Commented by furu at 2009-10-10 08:18 x
あえて定番を外しての探索、頭が下がります。高山苦手、寒いの苦手な私はパソコンで眺めて楽しませて頂くのみです。(^^;)
クジャクチョウは結構がんばってますね。浅間ブドウもおいしそう。
Commented by thecla at 2009-10-10 22:50 x
一部紅葉(そう左上から3つ目くらいの感じ)まではbanyanさんにご指摘いただいたように撮影したのですが、真っ赤な奴撮りたいですね。
私が撮影した時も葉の上でなく軸のところに静止した個体も多かったので葉の上に出てくる時間帯も関係するのかもしれません。
Commented by げん@自力本願失敗 at 2009-10-11 08:23 x
banyanさん、ご無沙汰続けておりまして、すいません。。
thecla さんの記事のご連絡ありがとうございました。拝見しました、うらやますい。
貴殿も幼虫探しは得意ですものね、きっと見つけられるに違いないです。
行かれるときはぜひ一緒によろしくお願いします(^^ゞ
Commented by げん@奇遇ですね(^^ at 2009-10-11 08:26 x
cactussさん、ご無沙汰しております、ありがとうございます。
なんと貴殿も同じ行動を・・
しかも草津白根ですか。そちらはまだ会ったことのないミヤモンです。来年の夏にでも・・
やはり、同じ感想もたれましたか。田淵のようなシーンは少ないかもしれませんね。
Commented by げん@やはり推測は? at 2009-10-11 08:28 x
愛野緑さん、引き続きご無沙汰してしまい・・
貴殿とお会いしたときも、同じ目的だったでしょうか。貴殿のご成果はいかがでしたっけ。
気温は、快適でしたよ。日向では暑くなるくらいでした。ぜひ紅葉の季節に!
Commented by げん@南西諸島の季節? at 2009-10-11 08:45 x
furuさんたいへんにご無沙汰してしまっております。ありがとうございます。
え、この時期の「定番」って何ですか?(汗)教えてください。。
寒くありませんでした。11月上旬くらいまでは、天気のほんとによい山は寒くもなく最高に気持ちよいですよ。
浅間ブドウは、ほんとは採ってはいけないのかと思いますが・・最高のぜいたく品でした。
Commented by げん@結局、他力本願 at 2009-10-11 08:48 x
theclaさん、同じくたいへんにご無沙汰しております。ありがとうございます。
うー、貴殿はしっかり撮影されていたんですね。さすがです。
そうですか、軸に止まっていると・・それはほとんど探してなかったです。
やっぱり私は幼虫探しのセンスまるでなしですよ。再訪されるときは、ぜひご一緒させて~
Commented by maeda at 2009-10-12 12:56 x
ミヤマシロの越冬巣はエゾシロに比べると小さいですね。
エゾシロはかなり大きい集団になります。卵塊が小さいのでしょうかね?
Commented by clossiana at 2009-10-14 07:58
この時期のミヤマモンキ詣、Nice Tryです。そのチャレンジ精神に乾杯です。田渕行男の「日本アルプスの蝶」は持っていませんが、代わりに氏の弟子とも言うべき堀勝彦の「高山チョウ」信濃毎日新聞社(平成5)を専ら愛読しています。この件は気になりましたので読み返してみましたら、以下の記載がありました。
1.クロマメが紅葉した後は残っている緑の葉より紅葉した葉の方を好む。
2.網目状の食痕を目印にすると探しやすい。
3.完全な休眠はしないようで冬期間の積雪下でも掘り起こしてみると落葉してたまった葉を摂食している様子がうかがえる。
以上、ご参考まで。。
Commented by げん@増えてほすい at 2009-10-14 12:29 x
maedaさん、たいへん遅くなりましてすいません、。ありがとうございます。
エゾシロの巣の大きさの違い・・
やはり集団の数の違いでしょうね。
卵塊ひとつは、従来の数を産んでるんでしょうが、そのままでは数が減って小さな集団になってしまうのでしょうか。
Commented by げん@読まず・・ at 2009-10-14 12:31 x
clossiana さん、ありがとうございます。文献からの引用まで。
堀さんの本は、私も持っています。「紅葉」を好むとまでありましたか!
最近、読み返していませんでした。(^^;
参考になりました、ありがとうございます。
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