ようやく、行ってみることにしました。
温泉スタンドからは川を越えた場所、三波渓谷に面した川沿いの古民家を改装したらしい建物でした。
げげ、、入館料800円、高くね?公営がらみの施設であることを疑い、にわかに民間だっけ?と信じた料金設定でしたが、取材のためにしかたないでしょう。
週末ということもあってか、料金に関わらず、かなりのにぎわいです。
中庭の縁側に足湯が設置してあります、それを抜けて浴棟へ。入り口です。
浴場内は、ぼちぼちいい感じでこぎわっていて撮影はままなりません。
画像は、公式ページから引用
公式ページから引用、露天
内湯も洗い場5つほどで、こじんまり。
石の湯には、三波石であろう緑色の石材が床面、浴槽、壁面にぜいたくに使われている。
目の前の三波渓谷は景勝地であるらしく、鬼石町のかんな川の三波渓谷と同様の地質帯にあるのだろう。地元的石材の使い方が「かんなの湯」と共通なのはよい。
その湯であるが、脱衣所にあった分析表を見てびっくり。すごい濃い塩の湯であった。
高アルカリの「ときの湯」の系統の湯を想像・期待していただけに。
それを、5倍希釈して使用しているとのこと。
テイスティングすると、うすく塩味が残っているそれに、土類系の匂いと特に、露天ではかなりの湯臭を感じた。化石海水系なのだ。
温泉スタンドにほど近いから、そこから引湯していると思い込んでいたが、後でHPで知ったところによると、ローリー運搬での循環利用なのであった。
また、露天にある洗い場は、今年増築リニューアルした部分で、3月2日にオープンという。
投入される湯は、ぬるい。
浴槽底面にはすごく強い吸引あり、温めた熱い湯が噴き出すとこも数箇所あって、強力な循環。
カルキ臭が強いので残念だが。
湯上りは、しっとりした感じ残った。
シンプルだが、。露天は、三波渓谷に向かった崖の上にあって、斜面の雑木林の中にあるような雰囲気はよい。
急勾配の屋根から、養蚕の茅葺農家屋敷だったのだろうか。
温泉法施行規則表示
(取材日:2010/10/10)
オレ的オキニ度:★★
案内
ときがわ町大字別所556-1
0493-65-5515
営業: 10:00~21:00(水曜日は20:00まで)
定休: 毎月第1水曜日(祝日の場合は第2水曜日)及び年末
料金:800円(17:00以降500円)
公式ページ
グッドタイミングでレポありがとうございます。
一瞬、げんさんもついに温泉博士、使ったのかと思ったのですが、ちゃんと通常料金で入ったのですね。
温泉スタンドから2~3kmくらいですから、パイプで引いて欲しかったなあと感じます。
ローリーでも千葉の舞姫の湯とか静岡の美肌湯のように頻繁にローリーして、凄くいい湯を提供している施設もありますから、参考にしてほしいです。
ここは源泉に近いし、源泉そのものも温泉スタンドに行列ができるほどいいものを持ってますから…
なんと温泉博士に乗りましたか。しかも今週から利用・・そんなに早いレポはできませんで、しっかりと料金かかってしまいました。
ここの源泉、勝手にアルカリ泉と決めていました。スタンドだと、濃い湯そのままくめるんでしょうね。でも、家のお風呂に使うのは、どうもはばかられますねえ。
それにしても比企のお湯はおおむね化石海水系ですね。化石海水は、限りアル資源を将来のこと関係なく掘ってるような気がしてしまい、ちょっと落ち着かないです。
すぐ近く湯郷玉川の30分に1回の源泉投入時は硫黄臭があります。
あと小川町の花和楽の湯の露天風呂の竹筒投入も硫黄臭があります。
比企から外れますが、かんぽの宿寄居の金山温泉、げんさんはまだ行ってないでしょうけど、宮沢湖温泉喜楽里別邸、秋川の瀬音の湯も硫黄臭がありましたね。
寄居-小川-ときがわ-飯能-青梅は丁度、秩父の硫黄系と関東平野の化石海水系の境界なんですよね。
境界付近では湯郷玉川と都幾の湯の違いみたいに、どっちが出てもおかしくないんです。
になみに滑川・江南・東松山・坂戸・川越・日高あたりは完璧な化石海水です。
中には所沢の埼玉スポーツセンター(昔は「彩ゆ記」と言ってました)みたいに秩父からずっと遠い平野の真ん中で硫黄臭がしましたね。
まだ新築して数年なので、浴槽も痛みますしね。
それでも真湯とは温まり感や肌触りが明かに違いますね。
化石海水は石油と同じですからいつかは枯渇しますね。
汲んでいるうちにだんだん薄くなる傾向はありますし。
秩父の柴原みたいに自然湧出なら何百年と続いていくのでしょうけど。
でもそこの300年の湯治宿、法規制の絡みもあって、先月末ついに廃業しちゃいました。
露天の洗い場は今年3月に増設したばかりのようですね。
コーヒー一杯無料サービスはうれしひ
あと、温泉分析書が新しくなっていましたね。
泉温低下と湧出量の減少がありましたが、成分自体は濃縮されて濃くなったようです。
でも、枯渇は心配ですね。
柴原の湯治宿のことも含め、都幾の湯新旧分析書の比較など私の掲示板で行いましたので読んでみて下さいね。
そうでした、小川も一応「比企」ですね(笑
八高線って、動植物の相が変わる環境の境界とされてますが、温泉状況も変わるかもしれませんねえw
宮沢湖温泉はまだです。寄居の金山温泉は、もう判別できるレベルじゃなかった・・爆
温泉資源の枯渇のこと、同じ認識をもっていただいてるとうれしいです。あっちこっちに増えてうれしいような、心配なようなで、そろそろそういうファンも増えてもらいたい、そんな気持ちもうっすらあり、、勝手なものです。
さっそく突撃されたんですね。過去との比較、興味あります。拝読させていただきます。