「鶴岡・酒田周辺エリア」では、湯田川温泉、あつみ温泉、湯野浜温泉の3箇所を代表的なものにとりあげていた。あつみ温泉は、初日に入ったし、湯野浜温泉は海辺で塩の湯のようだ。湯田川温泉、これは硫酸塩泉だ。それに、帰り道からちょっと入ったところで都合がよい。よっしゃ、湯田川温泉に決まりだ!(←塩の湯より、硫黄・硫酸系が好きなヤツです)
温泉街の入口に、おおきな提灯が掲げられていた。裏側には、国民保養温泉地だと、、おっと、保養温泉地指定されているほどの温泉場なのに、今までノーチェックだったとは、迂闊。
温泉街に入ると駐車場はないようで、その手前左に共用の無料駐車場があった。ここから少し歩いていく。
旅館に日帰りをお願いする気でいたが、ここには、2箇所の共同浴場があるらしいことを知る。これは、迷わず共同浴場へいこう。
温泉街の中心、目立つ場所にあるのが、「正面湯」。
田の湯
正面湯に戻ることにした。
やはりここの入口の扉にも鍵がかかっていて開けられない。
表示にある商店に向かうと、ちょうど他の外来客とともに、鍵を片手にしたおばちゃんがやってきた。
聞くと、200円をよこせ、というので払う。
田の湯と、正面の湯とどっちがオススメかきいてみた。
正面の湯がまさに源泉の位置で、ここでわいたものを周囲の旅館等に配湯しているという。
それなら、やはりまずはここに入らねばなるまいと、正面湯にした。
鍵を開けてもらって、入る。扉は自動ロックで、内側からは開けられる。後から来るジモのおじさんたちを視てると、それぞれ鍵をもっていた。
それほど大きくもない脱衣場、続く浴室はにぎわっていた。
タイル張りで割りに新しいようだ。中央に3畳ほどの四角い浴槽。左右にカランもあるが、多くのおじさんたちは、湯船から桶でくんで使う。
その湯は、透明、塩化物泉のまろやかさに、硫酸塩泉の肌へのマイルドさ、
「なんてやわらかい湯なんだ!」と思った。
浴槽の深湯もいい。熱過ぎることなく、なんとも適温。じっとうずくまるように楽しんだ。
こんこんと投入される湯は、少し高め。源泉そのままで飲めるよ、ということで、たくさんいただいた。
その存在を今回まで知らなかったこの温泉だけれど、そのポテンシャルにほれた。
場所は平地だけど、まるで山の湯のよさを最大に感じさせるように思った。
温泉法施行規則表示
正面湯の外には、足湯「しらさぎの湯」あり。
オレ的オススメ度:★★★★☆
(訪問日:2011/05/05)
案内
鶴岡市湯田川温泉
0235-35-4111 (湯田川温泉観光協会)
営業:9:00-11:00の清掃時間以外
定休:なし?
料金:200円
公式ページ