登山道の管理日記
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2011青森フィールド初ロード
2011年 07月 11日 |
初の青森フィールドへのロードを挙行。
F師匠は、長く青森の地でチョウの活動をされきたが、今年のハイシーズンには調査に戻られている。そのご案内を頼って伺うことにした。
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青森新幹線の開通により、大宮から約4時間でつけるようになった。



新しいピカピカの新青森駅、さっそくレンタカーの手続きして、待ち合わせ場所の白神ビジターセンターへ向かう。
1日目は津軽で大発生をしているアカシジミのフィールドをご案内してもらう。
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道中、岩木山がその姿を浮かびあがらせる。素晴らしいほんとにいかにも独立峰だ。その存在感はすごい。
世界遺産への案内はしっかして、それにあわせてか道路も整備されていて、意外なほど簡単にいけた。
やがてF師匠の車がやってくる。お仲間と朝の時間のアカシジミの生態などを観察しているということだが、同乗されていたのは、F師匠のさらに師匠のM大師匠だった。今回のロードでは、一度くらいはご挨拶できる機会もあろうと思っていたのだが、いきなりのご登場。
恐縮至極、乗り合わせて現地へ向かう。

はじめは産卵のポイントへ。だんだんと林にちらつくアカシジミの数が増えていった。
活動時間にはまだ遠いが、あちこちで飛び交っている。
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観察の結果、コナラの芽を好むという。ポイントでは、手にするどの枝にも芽に産卵している。
アカシの卵は初撮影になる。毛で隠すから、みつけることはできないと思っていた。でも、ここでは、毛で隠れていないものも多いという。
産卵シーンも観察できた。個体多いから、当然、チャンスも増える。複数のものを見る。普通なら滅多に見られまい。
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腹部をぐりぐりして、毛をなすりつけるような行為も確認できた。
M大師匠に言われないと気がつかなかったが、羽化殻の数もハンパない。
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クリの花を中心とする場所へ連れて行ってもらう。ほんとの鈴なりとはこれをいうのだろう。
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数の多さについては麻痺してくるけれど。
事前に、Webでの写真で、すごい集中見せられて、それを期待したが、あれはやはり特にすごいところを切り取ったもので、そこまでを期待してしまうと、そう普通にあるものではない。けどね、やっぱりすごいよ。
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ヤナギの種類の樹の葉に集まり、みんな何かをナメナメしている。F師匠たちは、この生態をとくに注目している。つまり何をなめているのか、葉から何かの分泌物が出て、栄養になっているのかということだ。
ジョウザンミドリのメスもおそらく吸汁?に来ていた。
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ウラナミアカで極端な矮小個体がいて、異常型だ!と喜んで撮影した。
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が、M氏にそのことを話すが、珍しくないらしい。異常大発生で、餌不足との推察。よくみると、小さめの固体が混じっているのがけっこうみつかった。

クリの花から、何かのきっかけで飛び立つ個体がいると、それにつられて一斉に飛び立つ。
ここへ来ての「自分らしい画」として、やはり魚眼レンズでチョウの渦の中で撮ったら、というシーンを想定していたけれど、ちょっと高くてとどかなかった。トリミングして、こんな感じに。
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たまにウスイロオナガも飛んでいるが、なかなか撮影できなかったが、ようやく。
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ほんと、このチョウはようやくなんですよ。

林の上を見渡すことのできる、夕方活動の観察しやすい場所へ連れていってもらう。
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これまたM師匠に指摘されないと気づかなかったけれど、樹陰の葉に、びっしりと止まっている。自分の目のフシアナぶりにほとほとあきれるが、固まってるのは狭い範囲で、少しはずれるとまるでいない。不思議だ。
交尾個体
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ほどほど夕方の活動は始まっているようだったが、ここで早朝から来ている師匠らとお別れした。

今日は様々な生態が観察できたが「死」のシーンまで
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シーズン終わりには、道路が死骸でびっしりになるシーンが見られるそうだ。

この日は、午後から天気が下り坂、どんよりの中、いったん活動は収束するかのように見られた。
あ、今日はダメなのかとあきらめそうになったが、5時すぎから個体数はふえ、おそらく通常並みの活動が1時間以上観察することができた。
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空を背景にする撮影なので、どうしてもシルエット状の画になってしまうが、、
この時間帯のものは、youtubeの件の動画がやはりよく伝えると思うので、そちらをご覧いただきたい。
今回のロードのメインは、このシーンを観察・撮影することといって過言でなかった。はじめにそれは達成された。
朝、北関東の自宅を出て、午後にはこんなシーンを観察できるんだから、なんともすごいね。
その気なら、日帰りも可能ということだね(笑

(撮影日:2011/07/07)
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by parnassus | 2011-07-11 09:36 | チョウに会える道 | Trackback | Comments(4) |
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Commented by fanseab at 2011-07-18 14:44
youtube画像含め、ただただ唖然の絵ですね。
ヒチコックのサスペンス「鳥」以上の迫力だった
事でしょう。来年も観察できるなら、是非体験したいです。
Commented by banyan10 at 2011-07-18 20:24
アカシジミの大発生、こういう状況だと各種の生態を観察しやすくなるのですね。
乱舞もすごいですが、交尾や産卵が羨ましいです。
Commented by げん@流行おっかけでないですが at 2011-07-18 21:48 x
fanseab さん、ご無沙汰しておりますところありがとうございます。
なるほど「鳥」ね!!
ちゃんと見たことないんですが、空を埋め尽くすようなシーンは見たことあるかもです。ほんとほんとそんな感じです。
空が暗くなりました!(おおげさ)
あ、記事に書くの忘れてましたけど、数年前から継続していて、だんだん範囲拡大のようですから、きっと来年も見られるのではないでしょうか。ぜひ!
Commented by げん@初撮影できたのですが、、 at 2011-07-18 21:50 x
banyanさん、ありがとうございます。
はい、なにせ個体数が多いですから、自然とさまざまな生態を観察できるチャンスも増えることになります。
あっけない感じで、初めて撮れたという感動が薄かったような・・(爆
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