登山道の管理日記
parnassus.exblog.jp
Top
2011青森ロード3日目~八甲田~青森市周辺
2011年 07月 15日 |
青森ロード2泊目どこにするか。F師匠からは、青森の歴史ある温泉がいいのではと薦められる。
検討の結果、蔦温泉にした。青森で欠かせないと思っていた八甲田エリアのフィールドを見ることもできるし。
素晴らしかった蔦温泉のことは別に書こう。

3日目の朝だ。宿の朝食を食べるとスタートが遅くなるので、代わりに、宿周辺に点在する蔦沼などを巡るハイキングコースを1周した。
ここが、多くの写真家たちが向き合ってきた「蔦沼」なのか、と感慨。
c0043361_2153429.jpg

ずっとブナの大木の林の中。あの西風に期待するも、チョウ類自体がほどんどみられない。クロヒカゲのようなものを目撃したのみ。



c0043361_2162110.jpg

宿に戻ると、もうF師匠がおいでになっていた。本日も、氏の車でご案内いただく。多謝。
昨日の予定では、八甲田エリアにて某西風を探すことになっていたが、昨日の霧の中での飛翔の話をM大師匠にしたところ、それをぜひ見たいということになったそうで、また昨日の場所に行くことになった。

予定の八甲田でのエリア散策ができないのは残念だけれど、どこを見ても深いブナの森で、これはかえって難しいようにも想像できた。

M師匠をお迎えに、市内に戻り、チョウ研究家ならではの食草の豊富な庭をちょっと見せていただいた。

昨日に比べ、ずっと天気がよい。期待した。良すぎてもう高いところに行っていることを心配する。
現地の林道を散策。
結論として、なぜかねらいの西風はあらわさなかった。エゾミドリとおぼしきオスのテリのみ。

トラガ、、なんときれいなガだ。今までよく知らなかった。
c0043361_215109.jpg

エゾスジグロの産卵を観察。草はハタザオの仲間だ。
c0043361_2152441.jpg

驚くべきことに、両師匠は、このハタザオを採取して、持ち帰るという。さらに植物の専門家に同定を依頼するのだと言う。
c0043361_21522578.jpg

師匠たちが今取り組んでいることのひとつに、改めて「食草はなにか」を洗い直ししているがあるのだ。
正確にその植物の種が何か、どこで、いつを記録しなければならない。今の図鑑に書かれる機知の食草のほかにまだまだ漏れや不正確があるという。
フィールドワークの一端を学ばせてもらった。

次には、昨日空振りの雑木林ゾーン。
ヒメジャノメが、ダイナミックに卍巴飛翔を繰り返しているのを観察・撮影。
c0043361_21543486.jpg

意外に思ったが、ちゃんと確認されている行動だとのこと。
すごく暗い林の中で、フラッシュ使用。

ようやくウラクロの撮影も数年ぶりに。
c0043361_21561753.jpg

これも暗い場所で、とてもビンカン。フラッシュ使用のものしかダメだった。表はチャンスなし・・

エゾミドリだろうとの見立てのメスを発見。
c0043361_21572627.jpg
羽化したてなのか、まだちゃんと飛べない。
その他の西風の活動も観察でき、昨日に比べずっとにぎやかだった。

この後、M師匠のまさに庭といえるようなポイントを何箇所もご案内いただいた。
しかし、カシワも大きくなりすぎているのか、さしたるチョウに会えなかった。
1箇所で、ようやくハヤシミドリがテリトリー・・
c0043361_2215064.jpg

望遠レンズを昨日なくしたので、105mmで精一杯撮影。
恥ずかしながら、明らかにハヤシミドリという撮影は、初めて。久々に、新撮影種1種追加だよ・・
青森といえど、チョウの現象はなかなか厳しいようであるけれど、次へつながる土地勘を得られたのはたいへんにありがたかった。

そして、最後に、M師匠の秘密基地、施設のチョウガーデンへご案内いただいた。
そこの小屋にて、帰りの時間までチョウ談義を。いや談義なんてものでなく、科学的視点や、チョウへのフィールドアプローチの講義で、また、バイタリティに感心するばかりであった。
今振り返ると、今後のオノレのチョウとのかかわりはどうしたものかと途方にくれるような気分に陥ってしまった感もある。
これからが「始まり」なんだ、と考えるべきなのだろうか。
帰りの新幹線では、青森のあちこちをぐるぐる思い返し、気づけば大宮駅についた。
ホームに出るとなんじゃこりゃ、という蒸し暑さに、すっかり3日間で忘れていた現実に引き戻された。
[PR]
by parnassus | 2011-07-15 21:00 | チョウに会える道 | Trackback | Comments(0) |
トラックバックURL : http://parnassus.exblog.jp/tb/16727244
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
名前
URL
削除用パスワード
The Original by Sun&Moon