登山道の管理日記
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2013高地ゴマを初訪問
2013年 07月 31日 |
毎年思いはあるものの、これまで実行できていなかった高山帯に生息するゴマシジミの撮影に挑戦、北アルプスへ向かった。
いわゆる「山ゴマ」と呼ばれる存在だけれど、ここははるか高度2100mも越える場所・・山ゴマ中の山ゴマ、「高山ゴマ」だ。
尾根稜線脇の急なガレ場には、夏場の束の間の花畑が現れていた。
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ここが、やつの生息地なのだった。



こげ茶の黒いチョウがスキップして・・遠くを飛んでばかりで、止まらない。
近くで確認するチャンスもなく、望遠での飛翔撮影によるほかない。
時期的には、クモマベニヒカゲだろうか。
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撮影画でやはりそうと確認できた。(かなりのトリミング)

そこへときどき、さらに小さな黒灰色の地味なリンシ類が渡ってくるように飛んでくる。
これも、なかなか止まることがない。
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これが、長年会いたかった高地ゴマだった。会えた!
平地のゴマに比べて、飛翔能力が格段に優れているようだ。

ワレモコウで吸蜜
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翅を開いて吸蜜するというのも、イメージする平地のゴマの生態と異なる。

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クモマベニヒカゲと混飛しているとは・・・もう高山蝶と呼びたいほど。

一度だけ、マクロ撮影できる場所へ来てくれた。なんたるチャンス!ビギナーズラックか?
これ以上一歩も動けず、撮影角度はこれのみだけれど。
いっしょうけんめいに吸蜜している、、花はツツジ科のコメツツジ。
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文献等で想像していたのは、「真っ黒な矮小個体」ということだ。
しかし、間近で見ることのできたこの個体は、意外と言ってよいほどゴマらしい大きさだと思った。
ヒメシジミというより、カバイロシジミ位の存在感はあった。
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開翅すると、ごらんのようにかなり青い鱗粉も乗っている。
この個体変異であろうが、KAZAMOTOなんかよりはるかに青い、、真っ黒とばかり思っていたので、これまた意外だった。

今日の結果、もちろん不満なわけではないが、撮影チャンスは非常に少なかった。(マクロはほんと幸運だった)欲をいうと、もっと沢山撮影したかった。
ただ、極限の場所での生息を観察し、撮影することが一番の目的であったから、それが叶ってよかった。

ゴマという種、東北地方での海抜数メートルという低地から2100m以上の高山という、高度差に適応している種ということになる。また、その成長過程に必要なアリもなのだろうか。


最後に、撮影に関して色々アドバイスをいただきました「安曇野の蝶と自然」のkmkurobeさん、たいへんありがとうございました。
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by parnassus | 2013-07-31 23:10 | チョウに会える道 | Trackback | Comments(2) |
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Commented by kmkurobe at 2013-08-02 09:57 x
お疲れ様でした。
かなり高い場所で撮影されたのですね。
1800㍍付近までは分布していると思います。
黒くて小さい雄ばかりではないようです。
青い鱗粉が乗っているのもそこそこは混じっているようです。高い所かに順次発生してくるようですが、今年はやはりはやかったようですね。
Commented by げん at 2013-08-03 09:44 x
kmkurobeさん、ありがとうございました。
思いっきり矮小個体も撮影したかったですが、なにぶんチャンスが・・色々個体変異があるのですね。
高所から発生してくるというのは実感できました。
タカネマツムシソウやカライトソウ、もう稜線には、はやい秋が訪れていたのですね。
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