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写真(山・花)

長九郎山からの360度の展望(富士、南ア、伊豆諸島)

長九郎山山頂の展望台からは360度の展望が広がる、とWebで見ていましたが、本当でした。
こりゃすごい!
特に富士の左に連なる南アルプスは、文句なしの「全部見え」
長九郎山からの360度の展望(富士、南ア、伊豆諸島)_c0043361_09766.jpg

この日は、東京スカイツリーが見えるくらいだけに、どの方向を向いても遠望がかなり利きました。
代表的な各方面の展望を掲載いたします。山座同定など確認作業等に時間を要しました。



まず一番目立つのは、南アルプス北部の3000m峰が連なる上河内岳から北岳のエリア。
これはクイズ的に画像のみ掲載してみましょう。
長九郎山からの360度の展望(富士、南ア、伊豆諸島)_c0043361_011858.jpg

山の名前はわかりましたか?
では、答え合わせです。
カシミールシュミレート画と対照してください。
長九郎山からの360度の展望(富士、南ア、伊豆諸島)_c0043361_012640.jpg

次にズームアップした画像、キャプション付きでどうぞ。
長九郎山からの360度の展望(富士、南ア、伊豆諸島)_c0043361_9422793.jpg

長九郎山からの360度の展望(富士、南ア、伊豆諸島)_c0043361_9424099.jpg

長九郎山からの360度の展望(富士、南ア、伊豆諸島)_c0043361_0133467.jpg

北部はなじみもある山ですが、さらに南にもずっと山は連なっていて、南ア南部のこれらはほとんど知らない山々です。
カシミールでようやく同定作業。
長九郎山からの360度の展望(富士、南ア、伊豆諸島)_c0043361_0175167.jpg

南アルプス最南端は光岳で、その南の大無間岳などのエリアは、深南部と呼ばれるそうです。
秘境そうです、、いつの日かアプローチすることがあるでしょうか。

目を北方向に転ずると、富士山、その左裾野に少しかすむは、八ヶ岳連峰でした。
長九郎山からの360度の展望(富士、南ア、伊豆諸島)_c0043361_0192880.jpg

長九郎山からの360度の展望(富士、南ア、伊豆諸島)_c0043361_019425.jpg
阿弥陀岳だけ、なぜかほとんど見えていませんね、、雪雲にまかれていたのでしょうか。

北東方向、天城山の左の裾野の先が、東京方向。街が見えます。
長九郎山からの360度の展望(富士、南ア、伊豆諸島)_c0043361_0212220.jpg
この画では、スカイツリーや東京タワーは確認できませんが位置をマークしておきます。

東方向、天城山の右裾野の先にも遠くの低山が見えていました。やはり房総半島の山々でした。
長九郎山からの360度の展望(富士、南ア、伊豆諸島)_c0043361_024079.jpg

距離は100km前後ですので、見えておかしくはないのですが、やや逆光で貴重な遠望のように思います。

さらに右、南東に目を転ずると、伊豆諸島が。
長九郎山からの360度の展望(富士、南ア、伊豆諸島)_c0043361_0244374.jpg
最も遠い御蔵島はほとんど霞んでいましたが、かろうじて写っていますね。
これまた、どれが何やら全く知らない島々で、後で調べてからわかりました。

だいぶ飛ばして、西方向。
陸から、海に細ーく伸びる岬が見えていましたが、その突端は、静岡の御前崎でした。
その灯台のアップ
長九郎山からの360度の展望(富士、南ア、伊豆諸島)_c0043361_027558.jpg


御前崎から右手にはずっと低山が連なっています。
長九郎山からの360度の展望(富士、南ア、伊豆諸島)_c0043361_029322.jpg

静岡から遠くは愛知県豊橋市あたりの低山が見えていたのでした。
カシミールシュミレート画を上に置いてみました。三重県(紀伊半島)の山も可視ですが、さすがに見えていないようです。

オイラの滞在中、ほかにやってきたのは一組のご夫婦だけでした。
今日はいい眺めだね~と富士山バックの記念撮影などされていましたが、今日はどれだけ沢山の山も見えているかということ(ましてや東京スカイツリーも見えていたのに!)は、ほとんど関心なく、あっさりと降りていかれました。
そんなものかねえ、と勿体ないようにも思いましたが、山の遠望趣味というのは、一般的尺度では相当にかなりマイナー・マニアックなもののようですね、と今更ながら。なぜそうも関心持たれないのか不思議でなりませんが。
後日、人妻K氏と会話することがあり、そんな話題になったのですが、そもそも「山が見えたときに、あれがなんて名前の山か考える人は少ない」のだそうです。多くの一般人にとって、山は視界に入っても存在していないに等しいのかもしれませんね。

さておき、私どものような者にとっては、この山頂の展望台は、まさに値千金、山の魅力を100倍高めてくれるものだと思います。
長九郎山からの360度の展望(富士、南ア、伊豆諸島)_c0043361_0444581.jpg

この山は、もちろん条件のよい日はですが、登る苦労にまさる展望を満喫できます。
この眺めを一人で独占。ずっと眺めていたくて、いつまでも去り難い思いがしました。

(撮影日:2015/01/03)

楽々展望スポット度:★★


Commented by Sippo5655 at 2015-01-15 21:33
カシミールシュミレート画!?

なんか、東海道五十三次みたい!

こんなにたくさんの山が

日本を、支えているんですね・・・!



やっぱり、知ろう、もっと知りたいと思う心が
大切なのだと思います。

私はひたすらマクロですが、

この植物は何だろう、この木は、

興味を持った時が、始まりなんですよね、

東京からかすかに見える山々

少しずつ、興味を持っていこう!
Commented by げん@カシミール使いの端くれ at 2015-01-17 10:35 x
Sippoさん、ありがとうございます。
あは、東海道・・宿場町図みたいに見えたわけですね。なるほど。
カシミールシュミレートって、いきなりじゃ普通の方に意味わかんないですよね。
カシミールっちゅうデータ標高から展望図に起こすフリーソフトがあるんですよ。
東京は「望岳都」と呼ばれるくらい、色々な山が見えるそうで、楽しめると思いますよ~
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by parnassus | 2015-01-09 00:47 | 写真(山・花) | Comments(2)

「パルナッソス山」登山中 たにつちの日常。地図/道路/旧標識/温泉/風景/花/蝶/建築/蕎麦/肉/音楽/鉄/撮影・・気が多すぎて欲張りの煩悩まみれw


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