「古見のサキシマスオウノキ群落」
これも、今回のロードはぜったいに押さえておきたいと思っていた天然記念物。
サキシマスオウはどれくらい希少な樹木なのかよく知らないけれど、前回ロードでは結局会いそこねて、数は多くはなさそうです。
各所の案内標識にここの記載があるので、場所はわかりやすい。
説明看板等も立派なものができていますね。
これによると、遊歩道が整備され、その木道からの観察になるよう。
デッキ状の遊歩道
周辺は湿地のマングローブ林。
それを傷めない工法による遊歩道だそうで、、お金かけてますなあ。
左に折れると、もうデッキの終わりに突当り。
え~?どれがサキシマスオウの「群落」だよ~?と思ったら
特徴の大きな板状根
仲間川の奥にある有名なサキシマスオウのように四方八方に広げているのはものは少ないのでしょうか。それには今回も会いに行けなかったですが。
「群落」というのだからと見渡してみると、、
樹の足元には、古そうな石垣の基壇が積まれていたり、標識か棒状ものが建っていたり「御神木」のようにまつられていた形跡がありました。
以前は、樹の周辺を歩いて巡ることもできたのだろうと想像できます。
間近でよく鑑賞できるのは、初めの1本くらいのもの。他の樹は遠い~。
保全にために仕方ないことか、といえ、ちょっとがっかりな天然記念物。
そういえば、事前にネットでは、群落は、神社の裏手にある、というものがありましたが、今となっては神社の方がわからないです。
遊歩道入り口からもっと南に進んだところに、ひっそりと神社の参道への入り口がありました。
門はしまっていて入れません。
元々は、信仰の対象としての巨木群だったのでしょう。
神々しい存在であることは、尊重し、忘れてはならないと思います。
(撮影日:2015/03/15)