登山道の管理日記
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2015ダンダラロード・その2「小町姫に会いたくて」
2015年 05月 02日 |
東北のヒメギフ、通称「みちのく姫(当社基準)」は、山形の某保護地でしか撮影できたことがない。
秋田だったら、山形よりはたくさんいるんでねーのと浅はかな期待で、今年二つ目のダンダラロードに出ることにした。
秋田県の姫君にはそもそも会ったことがないし。
でも、いつもながらの思い付き、用意もなく、、このところ無計画での突撃がいっそう際立ってきた。

しかし、秋田・・やっぱり遠いな、、
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道中、山形の日本海ダンダラに期待して立ち寄ってみた。
今年は想像以上に季節の進みが早かった・・カタクリは消え、ユキザサが見頃。
ぜんぜん遅い。こりゃだめだ。



標高をあげたエリアを探索、、これまた、いきあたりばったり。
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ミズバショウがきれい。
しかし、木々の緑は濃すぎるかな。

ウスバサイシンはあちこちよく生えているのに・・
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みちのく姫にあっては、サイシンがあればいるかというと、そうそう甘くないことは山形の姫で実感するところ。

菜の花畑ナメの鳥海山遠望(西側から)
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秋田県に入って探索するものの、古い記録の大雑把な地名しか手がかりなく、、

初日は、結局、鳥海山の周囲をめぐったようなコースだが、さっぱり影は見られなかった。

東側から・・「出羽富士」と呼ばれるのはこの角度からの眺めか
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2日目、残念ながら今日は帰らないとならない。帰りを考えると、あてずっぽうでどんどん北上するのもためらわれ、今回は、県南部の探索にとどめることにした。

湯沢市では「小野小町のふるさと」との看板、おうそうだ!「秋田姫」は「小町姫」と呼び変えようではないか(当社基準)。とにかく、会いたいもんだ!

車で通行できる何か所かの峠も周るが、やはり里に近い場所では季節が進みすぎている感じ、、

ただし、山菜にはいいころあいで、すっかり山菜ロードと化す。
秋田では、コゴミなんぞはゴミみたいなもので、まだ採る人もいないようである。
ちょっとした草つきでは、アイコがうじゃうじゃ生えているし。イイネ☆

峠から山筋に入ると、タラノメやコシアブラも人に採られてない。
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こんなに山菜の種類が豊富なのに、いまだに、地元のバアたちは、もんでは干しての手間をかけるゼンマイにこだわっているのは、不思議だ。商品としての流通するシステムがあるのだろう。

里では遅いが、そうかといって、山に向かうと、雪で通行できなかったり。
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当然、ある程度、山に踏み込んだ環境で探さねばみつからないと思うが、あてずっぽに山に踏み入るのでは時間ロスが怖い。
今回は、状況見で、深く立ち入った探索はしなかった。

枯れた林内で何やら緑が濃い、近づくとワサビ沢だった。
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豊かだ。

そして、田畑では、よく体を動かしているオジイやオバアを目にする、、
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農業の大規模化するための機械化はどうなったのか?そんなものより手を動かす方が早いよと言わんばかりの姿に、いつも感動を覚える。

午後も進み、もうあきらめた!
秋田のヒメギフは、もう絶滅したんだと断定して岐路につく。

その帰り道、フロントガラスにぶつかってきたボロボロのチョウあり。しかし、その雰囲気がちょっと違う、まさか、、。

雪田が溶けたあとの急斜面がカタクリの花畑に
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そこには、あれほど探して見つけられなかった小町姫が遊んでいた。
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まったく止まらない、、足場が悪く近づくことは簡単でなく、撮影には不都合。
いずれも望遠レンズで
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それでも、全部で3~4頭がいただろうか。ときに追いかけあう姿
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時期としては、ボロボロの個体がほとんどだったが、比較的まだきれいなもの
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今回のロード、要は発生地を当てられなかったというだけだったのか。
飛んで周るのは、100mもない斜面の範囲のみ、ヒメギフの局所的ぶりを改めて感じた。
完全にあきらめた後だけに、初めて小町姫に会えたこと、ダンダラロード空振りを避けられ、とてもよかった。

(撮影日:2015/05/01-02)
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by parnassus | 2015-05-02 23:05 | チョウに会える道 | Trackback | Comments(2) |
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Commented by koechel581 at 2015-05-22 22:51
日付通りに5月2日だとしたら、ほとんどニアミスしてますね。もっとも2日は午後2時~3時頃に庄内でしたけど。
1枚目の鳥海山は遊佐付近でしょうか。もう少し手前の酒田あたりから見たものを「出羽富士」と地元では呼んでます……、と言って、北側や東側の人たちもそう呼んでるのかも(いま初めて気が付きました)。
Commented by parnassus at 2015-05-24 23:23
koehelさん、なんと!日付はそのとおり。
ただ、2日の帰路は、最上から村山と内陸を抜けましたので、惜しいところです。
1枚目、ご指摘のとおり遊佐地籍からです。
庄内からも「出羽富士」と呼んでいるんですね。
由利本荘や横手などからの角度がよりとんがって富士らしいので、その角度について呼ぶのかと思ってしまいました。
鳥海は、海側からの方がより膨大さを感じますね。
あ、ところで、この週末実はまた庄内などへ出没しておりましたよ。その日の記事を書くのがいつのなるやら・・
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