登山道の管理日記
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2015ダンダラロード3(ブナの森のダンダラ・その1)
2015年 05月 23日 |
c0043361_20213383.jpg季節の進みが早い今年、ダンダラシーズンもほぼ終盤を迎えると思えるところ、ブナの森にすむダンダラへ泊りがけでロードした。

代掻きした田に映る、「逆さ出羽富士」

まず向かったのは北限の生息地である秋田のブナの森、4年前の「小町ダンダラ(当社呼称)」のよい画を撮り直したくて。

結論を言えば、かろうじて会えるには会えたが、撮影はかなわなかった。
また、オイラにとっては謎の鱗翅類に出会うことがあった。



天気は絶好だろう、迫ってくる鳥海山に気分はワクワクする。
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ただし、風はときに猛烈に強かった、、これはどう出るか、、

現地周辺に来ると、平日にもかかわらず、各地のナンバーの車が集まっていた。遠くは関西から。

まず、朝いちは、以前からどうなのか気になっていたエリアを散策する。
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そちらで最近見られる話も聞かないが、やはりほかの人もいない。

初めて見たチョウは、スジグロシロチョウ。
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エゾなのか、どうか判別できんが。

食草も見つかり、悪くもなさそうだが、どうなんだろう。
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ダンダラどころか昆虫の気配がほとんどなかった。いい天気なのに、、
今日見られないということは、そのエリアは、ほぼ期待できない状況と思えた。

メジャーな場所へ戻ると、マニア度の高いムシ屋が集って、盛んに情報交換している。

標高を上げたところでは、まだ残雪が深くて、まだこれからだ。
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先が見えず、この地は小町ヒメのエリアでもあるはずで、後学のためにも周辺エリアを回ってみる。

道の上を、素早くテリトリー飛翔しているものがいた。ようやくか!
明るい地色で、ヒメギフかと期待したが、どうも違う。チョウだとしたら今までみたことのない新種だ。
ヒメギフぐらいのサイズはあり、けっこう大きく、非常に活発。後翅が白っぽく、尾状突起はない。蛾だとしたらシタバ類、または、カバシャクの類だろうか。
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図鑑をめくってはいないけれど、オイラには謎の鱗翅類。綺麗な模様と推測。
証拠写真というにも厳しいが、お分かりの方は、ご指南いただきたい。

1日目、また戻って巡ったが、結局まったくで、ダンダラの影さえみることはかなわなかった。
いろんな人に聞きまくっていた東京の人は1頭を採集し、ほかの人も少ないながら、採集しているという。いるにはいるようだ。

2日目、探す場所がマッチしていなかったかもという反省のもと、仕方なく採集者の背中を参考に、その近隣エリアを散策することにした。
あちこちの開けた場所ではえげつないくらい青いトラップを広げ、ところによっては何人も並んで陣取っている、とてもこんな場所では無理という気になるが。
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やはり風が強いが、昨日よりは少しまし。
やはりいっこうに見かけず時間がたっていく。

不意・唐突に、雑木林から飛来するものあり。

ついに来たと駆け寄るが、飛翔し続け撮影チャンスというには厳しすぎる、、
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やはり写ってはいないよね。

追っていくも、先にはネットマンが待っていた、、
お断りして、哀しいが、ネットの中の証拠写真。
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確かにいるにはいるのだ。

ただ、このあたりで確実にいるんだと確認できたことは、つかみどころのない漠然とした昨日よりモチベーションがあがった。
チャンスは、もう1回あった。ただし、林から飛びだし、まっすぐ向かいのヤブに入ってしまった。

結局、2日間の結果は、以上2度の目撃。
4年前、この地に初めてトライの際にチャンスが少ないと思ったが、まだはるかに撮影もできたのは、まさにビギナーズラックであったか。

シラネアオイなども珍しくない自然の豊かなブナ林
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2日目で面白かったことは、待ったり模様ながめする時間に、ほかのムシ屋たちの情報交換の話を聞くのことができたこと。日本中を駆け回って経験豊富で、ずいぶん武闘派もいたり、色々と詳しいので、まあびっくりする。
中にはずいぶん景気のよい、ややマユツバのような話もあるが、時間つぶしの井戸端会議。
撮影者と採集者でいがみ合うのも超えた遠路はるばる来たが、という仲間意識・・それくらい、ヤケッパチな空気が漂う、難しい場所であるか想像がつくだろう。
長野から来たオジサンは、とっても気持ちのよい人だった。結局2日かけて、見かけられなかったそうでお気の毒だけど。
最後に集った4人のうち、オイラ以外のムシ屋たちは、予報はより穏やかになるとのことで、翌日もここにトライし「心中」するのだそうだ。彼らは、きっと今日より多く採集できたのではないか。

はるばる来てこの状況とは、なんともだが、また今後の課題として考えたい。
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北側から。。鳥海を眺めるに始まり、眺めるに終わる二日間。

(撮影日:2015/05/22-23)
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by parnassus | 2015-05-23 18:41 | チョウに会える道 | Trackback | Comments(2) |
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Commented by 霧島緑 at 2015-06-05 23:29 x
みちのくダンダラロード、自分もチャレンジしたい領域です。しかし、昨今の業務の制約、そして気力の衰え等々・・・
でも機をみて実現したいと温めているところです。
まずは圏央道が東北道まで繋がること、そして料金体系も変わってほしいな。
手頃で当たり外れの少ない新潟などとはまた違った新たな新天地。貴殿の思いは良く理解できます。
同じような思いの同好者の話も刺激になりますね。
Commented by parnassus at 2015-06-06 07:09
霧島緑さま、ありがとうございます。
そうですね、とても美しい場所で、毎年のように行きたい位ですが、なかなかに遠い地でございます。(高速料金なども・・)
それにまして、確実に会えるという保証のなさも、、他の対象と併せて楽しみに行くとよろしいと思いますね。
気力の面では、オイラなぞより、はるかに優っておられますから、楽勝でしょう。
なんつって、今週末には出向いている霧島さんがいたりして・・笑
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