登山道の管理日記
「パルナッソス山へ」管理人たにつちの日常。温泉は泉質主義でひなびほど良し。蕎麦屋めぐり、日本の美・チョウ・花・山の撮影など。ニッチでディープを心に留めたい。Discover Deep Japan!
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2015ブルーロード2(群馬のアサマ&ヒメ)
2015年 06月 13日 | |
c0043361_052712.jpg群馬県のアサマシジミ、、群馬県のRDB指定状況としては、「絶滅危惧ⅠA類(CR)」です。(*2012年改訂により、絶滅危惧II類となっていました。)
かなり危なっかしいという状況にあります。

季節も、梅雨入り。
この時期になると大丈夫かと気になります。

通常だとやや早すぎるのですが、今年は季節の進みも早めなので、でかけてみました。

数頭でしたが、今年も姿を見せてくれて一安心。





また今回も、ブルーでなくホワイトが初めに登場、、
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メスで交尾嚢つけてました。

いないなあ、早すぎた?
それとも、想像したくない事態がとうとう・・?

ようやく、現れてくれてほっとしました。
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群馬のアサマは、青い鱗粉が広く現れた個体が多いと思います。
軽井沢周辺のものは、ほとんど真っ黒ぐらい青い部分が少ないのに、この地域変異の対比は興味深いです。
この地のDNAを大切にしなければと思うひとつの理由です。
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よいモデルとなってくれたこの個体は、上翅にすこしムラのある、まあこの地の通常レベルの個体ですね。
早めの時期だけに、縁毛も鮮やかで、新しいです。

ナンテンハギからは、アリがまとわりつくシジミの幼虫も見つけましたが、本種かどうかわかんないです。
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ほかに、少々古びたオスも出ていました。
環境はよいように思うのですが、なかなか。全部で計3個体だったとみました。

同じアサマでもアサマイチモンジ
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次に、地図で気になっていた、北部エリアを探索することに。

ブルーがいました!ですが、ヒメシジミ
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群馬のヒメシジミってどうなのか?
毎年某所ではウジャウジャ会うので有難味が少ないですが、でも、そこ以外の場所では、あまり馬鹿にできない存在な気がします。埼玉県では、ほぼ絶滅してしまった状況ですし。
(群馬県RDB指定状況としては、絶滅危惧ⅠB類(EN)でした。*2012年改訂により、準絶滅危惧種となっていました。)

ここでは、貴重な可能性もあるので、よく記録、押さえておきましょう。

上翅に赤紋列の強めなメス(ブラウン)
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これは、また別個体。裏面の黒紋が強く、流れてるともいいますが、一部くっついてました。
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火の用心の横断幕をバックに
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これらの文様は、寒冷な生息地の現れ方に準じているものと思いました。
ここは、寒冷地のような気候なのでしょうか。

しんがりには、ヒメシジミなのに、藍鱗粉が明らかな豪華なブラウンも登場。
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ミヤマシジミかといいたいですが、群馬ではほぼ絶滅らしいだけに、それはなさそう。
いわゆる「ミヤマ型」というやつでしょうね。

多くのバリエーションが押さえられて、ヒメシジミといえど、個体変異が様々で楽しめるものだと今さらですが見直しました。

(撮影日:2015/06/13)
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by parnassus | 2015-06-13 23:56 | チョウに会える道 | Trackback | Comments(4) |
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Commented by 浅間の煙 at 2015-06-27 08:32 x
群馬のアサマシジミ興味深く拝見しました。
オスの青鱗乗りが多い傾向にあるとか、でも少な目のポイントもあるように思いました。
群馬県のRDBでは絶滅危惧Ⅱ類だと思いますけど?
Commented by parnassus at 2015-06-28 21:57
浅間の煙さま、お久しぶりです。
ブルー三兄弟の記事を書くにあたり、貴殿のページも参考にさせていただきました。
メスをブラウンと呼ぶのも、貴殿のとこに準拠しております(笑
この週末は、比較のために軽井沢あたりのブルーを・・とも考えていたのですが、かなわず。

ご指摘もありがとうございます。個体変異もたいへん幅がありますし、やはり群馬の中でも傾向は異なって当然かと思います。
群馬でのRDBですが、当方が参照したのは次のページです。いかがでしょうか。
http://www.jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=07220164912
絶滅危惧II類だったらうれしいことなんですが、、新潟県となぜか静岡県で、II類ですね。
Commented by 浅間の煙 at 2015-06-29 06:11 x
我輩のブログも見て頂いてるとは光栄です。
それにしても、軽井沢のアサマのポイントをご存知とは流石ですね。(私は軽井沢のフィールドに関しては近場なのに何故か不知です)
群馬県のRDBは2012年に大改定があり、アサマはⅡ類です。因みに、ヤマキチョウは何と言うことか準絶滅危惧に格下げ(?)になりました。
長野県は今年に改訂があり、ヤマキは国と同じくⅠBに格上げになりました。アサマもⅡ類に格上げです。
群馬県
http://www.pref.gunma.jp/contents/000219298.pdf
長野県
http://www.pref.nagano.lg.jp/shizenhogo/kurashi/shizen/hogo/hogo/documents/ch3_2musekitsui.pdf
Commented by parnassus at 2015-06-29 21:39
浅間の煙さま、それぞれの県RDBへのURLをご案内いただき、たいへんありがとうございました。
当方が参照したページは、県別状況も表示するだけに、改訂にも対応していると思っておりましたら、2012のが反映されていないようじゃダメですね。
やはり、原典にあたらねばと反省いたしました。
群馬県の2012改訂は、ほとんどか格下げ(?)の見直しなのですね。2002の判定は厳しく出しすぎてたということでしょうか。
アサマも少ないながら、点在している状況からのII類への見直し、絶滅危惧から離れること自体は悪くありませんね。本文も併記して訂正しておきます。
しかし、一方で確かにヤマキのように、全く会えないような種には疑問がありますね。
そのほか希少種にもツッコミたい種が色々とあり、たいへん興味深いです。
それに長野県の改訂も面白いですね。ヒョウモンモドキ、絶滅じゃないんだ!とか(笑
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