登山道の管理日記
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生誕111年「田淵行男 安曇野のナチュラリスト」
2016年 06月 04日 |
c0043361_2271599.jpg6月4日、「ムシの日」・・田淵行男の誕生日、今年は生誕111周年。

昨年の秋に刊行された、近藤信行氏著 『安曇野のナチュラリスト 田淵行男』(山と溪谷社、2016)、、アマゾンでゲットしておりました。

なかなか読み進められていないのですが。。

誕生日ということで、意地でもふれておきたいと思います。





近藤氏は、1990年代、月刊「山と渓谷」(山と渓谷社)において連載「田淵行男 安曇野のナチュラリスト」を執筆しているわけですが、今回の刊行は、実に四半世紀を経てようやくまとまったものと言えます。

かつて、拙HP「田淵行男のこと」で、この連載について、次のように書いていました。

「この連載は、氏のことを周辺の事柄から総合的にまとめたもので、田淵研究書としてたいへん重要なものである。
 水越氏など直接の関係者が記しているもの以外で、質、量においてこれを越えるものを私はまだ知らない。この連載は、まとまった形で刊行の予定もあったようだが、どうも実際には刊行されなかったようである?
ご存知の方の情報をお願いしたい。」

山と渓谷のバックナンバーのコピーを求め、県立図書館へはるばる出向くなどそれなりの苦労をしました。

今回の新刊に関しては、まだ初めのほうの、幼少期から戦中期、牧時代などの部分しか目を通していませんが、山と渓谷の連載時の記載と、ずいぶん異なっている部分がある印象を受けています。

当時刊行されなかったことに、存命であった奥様との調整がつかないなどの理由があったことも、今回冒頭でふれられている。かなり詳しく、家族の人物像などなかなか生々しい私生活上の部分にも記述が及んでいるあたり、存命中の人物にとっては、いい気はしないものかもしれないですが。

しかし、そうした環境や背景は、田淵を理解するうえでやはり大きなことで、後年の者には貴重な情報。
また、近藤氏による調査結果や、考察的な部分もなるほどなあで、田淵評論の基本的文献となるものが、ようやく単行本となったといえます。
(田淵自身の著作自体が雄弁で、そのものから読み取れることも多いわけですが、外側からのまとまった形でのメタ文献は、ほぼ皆無と考えます)

まだ、読み込んでの疑義などないですが、連載時とは違った、新編集版として、新しい情報に触れられるか楽しみにしているところです。
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by parnassus | 2016-06-04 10:45 | ニューカマー | Trackback | Comments(0) |
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