登山道の管理日記
「パルナッソス山へ」管理人たにつちの日常。温泉は泉質主義でひなびほど良し。蕎麦屋めぐり、日本の美・チョウ・花・山の撮影など。ニッチでディープを心に留めたい。Discover Deep Japan!
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「クラーナハ展―500年後の誘惑」へ行った
2016年 12月 13日 | |
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平日にチャンスがあったので国立西洋美術館「クラーナハ展―500年後の誘惑」へ行く。
世界中からよくこれだけ集めたと思う多くの作品群で、超オススメできる展覧会であった。
ちなみにルーカス・クラナッハの方が耳慣れているが、今回の統一標記はルカス・クラーナハ。アクセント位置としてはそう読むのが正しいのか。羽がついた指輪を咥えたヘビというモノグラムは今回覚えた。
主題は、主には聖書由来の場面、、絵にされるような主要な場面や登場人物の名前とか、いいかげん覚えろと思うが、毎度頭からぬけている。




細密の技量は予想していたが、驚いたのはむしろその色の鮮やかさ。殊に「聖カタリナの殉教」は、輝くがごとく、普通の油彩がこんなに発色するもんかね?どういう絵具?というぐらい不思議。500年前に、、クリーニングはなされた上でのことだろうけれど。

有名な「ヴィーナス」はとても小さい繊細な作品だった。対になる「ルクレティア」の存在は今回知った。

至宝「ホロフェルネスの首を持つユディト」は、伝わってくるものがスゴい。首の切断面が解剖学的に写実的でコワイ・・反対に、無表情で涼やかなユディトが何をかを語る語る。ほぼ同構図の「ヨハネの首を持つサロメ」も並べられるが、こちらは明らかににこやかで楽しげだ。
じっくり眺めて、見終わってまた戻って再度じっくりと観た。が、、ますます去りがたい魅力の虜になってしまった。

教科書でおなじみのマルティン・ルターの肖像、その原画だ。二重あごに、どうも肥満のイメージを感じていたが、原画を見るとそういう体格でもないようだ。

展覧会図録が、またすごいボリュームながら2600円という破格値で、迷わず買ってしまうところだが、悩んだ末思いとどまった。
質量とも備えた上に、見せかたも楽しい。関係者のご努力に敬意と感謝!

またコルビジェの建築物そのものも世界文化遺産に登録されたということで、常設展も久々に観てまわったが、新規購入作品がかなりの数コレクションに加わって、新鮮だった。後半のモネ部屋など展示替えもなされ、印象派コレクションもこんなに充実してたんだなと改めて思う。




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by parnassus | 2016-12-13 22:34 | ビジュアル/アポロンに | Trackback(1) | Comments(6) |
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Tracked from ももさえずり*紀行編*c.. at 2017-03-25 07:46
タイトル : 500年後の誘惑 ― クラーナハ展(Meistermal..
 ここは、どこ?この銀の翼のようなモダンな建物は、国立国際美術館(大阪)です。4月13日まで「クラーナハ展―500年後の誘惑」展を開催中です。 いったい何の「500年後」でしょうか?今年は宗教改革の始まりから500年後に当たります。1517年、マルティン・ルターは、ヴィッテンベルク大聖堂の扉に95か条の論題を打ちつけ、ローマ・カトリック教会を批判しました。ルターの肖像画、歴史の教科書にも載っていましたっけ。彼の肖像を多数描いたのが、ルカス・クラーナハです。snowdropが学生の頃は、ルーカス・クラ...... more
Commented by Sippo5655 at 2016-12-14 21:13
ああ、これこれ!!
駅の広告で初めて知って、
とにかく絵の印象が強烈で、心惹かれました。
家で少しネットで調べてたりもしたっけ。
子供の頃、家に少女の絵画が飾ってあって
この印象にそっくりなんですよね・・・
あの絵は誰の絵だったのだろう・・・
ブルーが基調だったかな。
Commented by parnassus at 2016-12-15 23:33
うひ~Sippoさん、こんにちはです!
500年越しに誘惑されましたですよ。。
さすがこちらの展覧会は把握されてましたですね。オススメです!ぜひ機会があればおいでください。
ところで、家にこのユディットとそっくりな印象の少女の絵が・・
ううむ、、魅力に囚われそうです・・オイラの家にも置いてみたいもんです~
Commented by tomo at 2017-01-07 20:14 x
いつのまにこんなマルチなブログに〜(久々すぎてごめんね、、)
そうそう、これ行きたいと思いつつ先日は文化会館止まりで。
そんな誘惑されましたか。
実物は、すごいインパクトでしょうね。
もうすぐ終わってしまいますね、行けるかなあ。
Commented by げん@展覧会も過去の記憶に at 2017-01-07 20:23 x
おお~、tomoさん、こちらではお久しぶりです。
マルチ?かどうかわかんないけど、以前からの「雑ログ」に拍車が?(一番薄いのが音楽関係ネタというのが悲しいですが、、)
やーこの展覧会、上に書いたとおりインパクトでした。あれ、まだもう少しなのですよね。こないだ公式ページのFACEBOOKで、次の大阪に向けて、取り外しみたいなこと書いてあったけど、、
そう、この次は大阪会場ですので、tomoさんならそちらで出会うチャンスもあるのでは?マヂに行けるなら、ぜひ~~
あ、今年もよろしくお願いいたします。
Commented by desire_san at 2017-01-13 09:58
こんにちは、
私も「クラナッハ展」を見てきましたので、ブログを興味深く読ませていただきました。クラナッハの『ホロフェルネスの首を持つユディト』顔や衣装の美しさに魅了されましたが、左下の首を切られた生首が妙に絵の中に調和していて、家に帰って絵ハガキで見るとかなり怖い絵であったことを再認識しました。

私は展示されていたルーカス・クラナッハの描いた作品を通じて、ルーカス・クラナッハという画家の本質を掘り下げて、ルーカス・クラナッハの全貌を整理し本質を考察してみました。読んでいただけると嬉しいです。ご意見・ご感想などコメントをいただけると感謝いたします。


Commented by parnassus at 2017-01-13 22:16
desire_san さん、初めまして!このようなブログ記事に、コメントをありがとうございました。
ほーんと、ユディトが手にする首は、リアルコワイですけど、涼しい表情と調和してますよね・・不思議。
貴殿の力の入ったページ拝読しました。うーん、すごい、、はい、とてもとても難しいですが、後ほど感想などコメントさせていただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
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