温海町の山形県側へ越えた。みちのくひとり旅といいつつ、新潟県は信越地方で東北ではないのだった。
ところで、今回通ってきた福島から新潟北部の傾向として、一般道から山へわけ入る林道に、「私有地につき立入り又は山菜等採集禁止」の札が念入りに付けられている。
最近、山菜それなりにブームだからか・・なかなか厳しいというか、致し方ないというか・・
ちょっと入った畑脇の林の下には、きれいなワサビの花が。。
畑の延長のような場所だけに、無用な摩擦をさけるためこれを採るのはやめておく。
と、この谷でヒラリとギフチョウと見られる姿を車の中からみる。
時間は11時前くらいか。これまたかなりの速さで、あっという間に見えなくなる。
カンアオイの株もけっこうな頻度でみつかる。
ところで、このカンアオイは、表面がかなりツルツルに光っているもので、コシノカンアオイとは別種のように見える。
期待は高まり、周辺を散策・・
し・か・し・・2頭目が現れない・・orz
仕方ないので、場所を移動。
途中、山菜とりをしている人たちをよく見かける。けっこう近くの人たちのよう。
山深い林道も入れるところがあった。素晴らしい環境、なんでいないのだ、というくらいタイミングもよさそうなのに。
自然度が高い。高すぎて、人里に近いところ、というギフチョウの環境から離れてしまうくらいだ・・
そんなところで、またワサビの多い沢もあったり・・
ここは大丈夫だろう、と葉っぱをいただく。ここには、好きなミヤマイラクサ(アイコ)も多かった。
別な場所になるが、普通の舗装道路にアイコが多いところも見つける。
さしもの山菜採りの人たちも、これは見落としているらしい・・雑草みたいにアイコが生えてるってどうよ。
そうこうしているうち、無常にも時間は流れ・・
2時半をもって、もう厳しいと判断した。今回の日本海北部のギフチョウ散策は、またリベンジとなった。
本日のチョウ果:1目撃
帰途、また山北町の道中に、飲めると見える湧き水があった。
匂いも味もない、素直な水だった。
おいしい湧き水スポットは、グルメネタで扱いたいテーマなんだが・・
ペットボトルにたっぷり詰め込んで、山菜とともにこの地のお土産にした。
(つづく)