2007年3月24日の記事で、今回の平成19年度高校の部の課題曲、ゴスペラーズ&松下耕作曲の「言葉にすれば」のことにふれた・・
ので、そのケジメとして、所感を書いておかねば、、という義務感。
結果を言ってしまうと、金賞は東京都の杉並学院高、銀賞が宮崎県の宮崎学園高。
ともに、演奏を聴くことができた。
出場高は、みんな「高校生」が半年以上の時間をかけ、いやになるくらい繰り返し歌ってきたことだろう。
それに対し、どうこう評価するようなことはとてもできないことは重々承知の上で、、、
以下は、例によって、そうしたお断りの上での独断であることを明記した上で・・。
銀賞の宮崎学園高は、非常に惹かれる演奏だった。一言でいえば、表情豊かで熱い。
出だしの美しいハーモニーでがっちりハートをつかまれ、フレーズごとに性格づけを強調する解釈だった。
また、自由曲の木下牧子「方舟」も(知らない作品だったけど)同様の演奏で、非常に器楽的な奥行きのある演奏の楽しさがあった。
金賞の杉並学院高は、宮崎と対照的に、あっさりと醤油味の音楽だった。
しかし、一方でハーモニーはすんだ美しさ、爽やかはつらつさ、を醸すことに成功した。
最後のアカペラの部分では、強烈なリズムで進んでいく感じがオイラのイメージだが、醤油味が裏目に出たか、アクの強さはなくなってしまって、オイラ的には残念なフィナーレになってしまたと感じた。
自由曲は、課題曲と同じく松下耕の「狩俣ぬくいちゃ」(これまた当然初めて)
おどけた曲想、かつ足踏み、手拍子などの「鳴り物」も大活躍の演奏効果の上がる曲の選択。
さらに、初めて混声での出場だった、ということも審査員からのプラス評価を得たかもしれない。
審査を待つ間、各高校からの選抜メンバーにより、ゴスペラーズの「星屑の街」を合唱。大谷研二氏の指揮による指導が素晴らしかった。
そこに、スペシャルゲストとして、ゴスペラーズが参加して合唱。これはこれで感動モードに終わったが、演奏上は彼らヌキでも聴きたかったかも・・
(女性パートにゴスペラーズが加わってしまい、指導が活かされなかった)
銅賞の千葉幕張高、愛知の岡崎高、、そして各ブロック代表いずれも素晴らしかった。
審査の差は、僅差だったろう。
あ、音楽と関係ないけど、司会のサブにはソニンさん。おデコがかわゆかった。
来年のコンクールのテーマは「そして☆未来へ」だそうな。
なんか、「クラブ☆KKT」をパクってない??(妄想)
いや、NHKに貢献できれば、個人的には本望ですけどね・・会場から、失笑が出てたようだったけどorz
「言葉にすれば」・・やっぱり歴史に残る取組みだったと思うし、いい曲だったと思うよ。
繰り返し、各校の演奏を聴いても、惹かれるものがあった。
ゴスペラーズ&松下さん、ブラボー!(^^)
そして、全国のがんばった高校生、お疲れ様!この夏の汗は、曲とともに人生の思い出になるでしょう。
高校生の頃にはこのコンクールに挑戦していた「合唱」団員でしたので、こちらをも時々チャンネルを代えつつ眺めていましたが・・・。
わたくしがやっていた「男声合唱」は評価が低いので、ほとんど相手にもされませんでした。(今でも「男声」の評価は低そうですが・・・)
結局、今でも「混声」が評価が高いのだなぁ~と思ったコンクールでした。
娘が見ていたので、運良く「言葉にすれば」を聴くことが出来ました。
前のたにつちさんの記事を見て楽譜は買ってありました♪でも歌おうとしてもすごーく難しいのですよ。今回なるほどと思いましたが。
高校生の表現力は独特のみずみずしさがあり感動でした。
娘は合唱が好きで中学生の時はクラス対抗の校内コンクールにはりきっていましたよ♪合唱部というのではなく、「クラスで)が気に入っていました。
TVを見ながら娘は「それぞれの人がそれぞれに表現していて、すごい~~~(@_@;)」と驚嘆していました。
(高校男子の声、なかなかいい~♪by母)
ナヌ~、裏番組でサイトウキネンだったのですか・・そっちも観たかったorz
おー、ひでさん、マンドリンの前は、男声合唱だったのですか。
「あの世界」は濃いですよね。あの濃密でまっすぐに音楽と向き合う青春の一コマを過ごされたとは、うらやましいとも思います。
それだけに、深いものが演奏に反映されているのでは、と男声合唱を聴くときは期待するものがありますよ。
オケ曲と室内楽がどっちが素晴らしいか、、などの無理な質問と同様に、どちらもそれぞれ素晴らしいジャンルに違いありませんよね。
テルミンは買いましたが、楽譜はまだ買ってなかった(^^;)
「星屑の街」の合唱アレンジもよかったですね。あっちの楽譜も売られているのでしょうか??
葉月さん、楽譜があるなら、ヴァイオリンでご披露して~!(^^)
ご指摘のとおりで、高校生ならではの独特の感動を伝えてくれたと思いました。もらい泣きしそうだったです。高校野球は、好きじゃないのですが、同じようなものですかね・・・
kaoちゃんも、今回はG☆Jですね。そして、まさに今がその時期にいるんですよね、
オジさんとしては、その時間を大切に、、、とか言ってしまいます。
今年のテーマは「つながる」でした。「言葉にすれば」ということで、言葉にしなければ伝わらないこともあるものでしょう。ココロせねば。。