ホール側のお計らいにより、そのステージリハーサルを見学することができる。
開場前30分にスタートというものだった。時間にして20分弱。
内密で設けていただいた機会かもしれず、詳しいことは控える。
某国のオケというとCフィルが有名だが、P交響楽団もそれに次ぐくらいに想像する。いずれ弦楽器の伝統ある地のオケではないか。
指揮はイルジ・コ○ト御大。彼はC国人指揮者だった。
曲もスメタナ「わが祖国」から3曲、ドヴォルザーク「新世界」というこれ以上はない「血の濃い」プログラム。
楽員も三々五々、集まりだすが、1stVnはぼつぼつ集まるが、2ndVnやヴィオラは、なぜかなかなか集合しない。楽屋でさらっているのか、それとも?
舞台中央、指揮台をヘリポートにミニラジコンヘリを飛ばす楽員登場。昨日秋葉原ででも買い物をしたのか。みんな笑いながら注目。
面白くてしょうがないシーンだったが、残念ながら写真撮るわけにいかない。
でも、オケの楽員側ではバシバシとってた。
次第にラジコンの運転もうまくなって、飛行が安定してくる。けっこうよく飛ぶ。ほすいな、アレ!
やがて楽員が集まりだすと隣に座る同士で握手しあう光景がけっこう見られる。
「今日もよろしく」くらいでも握手する習慣なのだろうか。
さすが体格のいい楽員ぞろいで、座ると日本人用の椅子がおもちゃみたいに小さく見えるパターン。
全員集合するとすごいボリューム。舞台上が人で鈴なりだ。トロンボーンが5人もいるし。
コ○ト御大、登場。あいさつに一言ジョークを入ったらしく笑いが起きる。
指揮棒は振っていなかった。本番はわからないけど。
リハーサルといっても、曲順に一部かいつまんでの確認という感じ。
「モルダウ」、頭からテーマまで、狩のシーン、月夜のシーン、嵐のシーン。ぐは~☆美しい音。ため息。
「シャールカ」?は、出だしの箇所だけ。
「ボヘミアの森と草原から」の途中なの?弦楽器から始まるフーガに、ゾクゾク。こんなすごい箇所もあったんだ。「わが祖国」も頭に入ってないなあ。聴きなおさないと。
「新世界」でやったのは、意外にも3楽章の中間部の箇所のみ。
単純と思えるような、木管のかけあいの箇所とその受け渡しに、今日初めての注文。またそれに続くオーボエとクラリネットのフレーズの長い音にクレッシェンドの指示。
でもまあ、20分弱の時間であんなにたくさんの箇所を弾かせて確認できるんだな~と手際のよさにも感心。
夢のような時間があっというまに過ぎ、ホール側から我々に退場の指示が出る。
ほぼ同時に、コ○ト御大、指揮台を降りてさっさか舞台袖へ。開場10分前だった。
Pオケリハを直接ご覧になった方も、 parnassus さんの文章で間接的に体験された方も、しっかりと向上心を燃やして、これからの音楽活動に役立てたいものですね。
素敵な体験記をありがとうございました。
3月のオペラ公演の練習でしたか。残念でしたね。でも、自分で書くのもなんですが・・↑みたいな感じでした(笑)
本人でもうまく描写できたと堂に入っております。
おっしゃるとおり、これを観たメンバー、向上心に燃えたことと思います。
音が少しでも変わるようになりたいものですネ~