登山道の管理日記
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安曇ロード2008
2008年 08月 09日 |
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連日うだるような猛暑、夜になっても気温が下がらない日々が続く。
わが屋根裏部屋は、天井から、家具から熱が伝わってくる、、扇風機だけでは乗り切れない日が年に多少はあるものだが、まさにその季節。
夜は湿気そのままに気温が少し下がるから、かえって湿度は高くなって蒸し暑い。

そういうわけで、とにかく、どこか涼しいところへ!
この週末は、避暑&現実逃避と決まった。命がけだ。

しかし、この日、早起きもできなかった。
とっくに日が昇ってからダラダラと起き、ぼんやり頭のまま、ようよう出発。
霧ヶ峰あたりの高原ならこれからでも十分散策できるだろう、そして蓼科あたりで汗を流そう・・と手近のコースで安直にプランニング。



関越道を快調に飛ばし、軽井沢をぬけるころには風も涼しく、頭もクールに、がぜんモチベーションもあがってきた。
霧ヶ峰なんてもったいない、せっかく2日をかけていくべきところにするべきだろう。
そこで浮かんだのは、やはりこの時期・・ゴマシジミ。その翅表のいろんな色のヴァリエーションを生態写真で押さえておきたい。ゴマの開翅はかなり難度。チャンスあるならそれに挑戦しておくべきだろう。
決まった。今日は、安曇のゴマの生息地を訪ねよう。

久々の松本をぬけ、現地につくと、さっさくまず2人組のネットマン。こちら春日部ナンバー。ご苦労様だ。まだ見ていないという。
すぐそばの状況の良さそうな斜面には、数人が張り付いて、今そっちに行っただの、囲い込んでいる。
そこに通りかかるは、名古屋ナンバー。さらには、周辺を血眼に歩き周るオヤジさん・・

は~ため息。
この集中ぶりは異常だね。茅ケ岳のことを思い出した。いずれ中部では、青いゴマはいなくなってしまうかもしれない。
この状況では、今日はゴマは撮影できないかもと覚悟した。
近くの林道を散策。あえてボロなミスジチョウの吸水。
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ヘリグロチャバネと思われるセセリがけっこう多く、その求愛行動をみる。一連の求愛シーンはは、どこかへ掲載してもよいと思われるもの。いつか。
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けっきょく、求愛は成就せず、♀ヘリチャ「ゴメンナサイ」・・にオスヘリチャは、あさっての方へ全力ダッシュ。

午後を回るとだんだん、空が不安定に、そして雷雨になった。
林道から戻ってくると、天気が幸いしたか、採集軍団はいなくなっていた。
林沿いの草地に入ったところで、ゴマが飛び出すのに出会う。青い個体だ。
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天気のため、やや不活発。止まると、ゆっくりと開翅した。
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この産地のものとしては、青が発達した典型。写真で見ると白い鱗粉もかなり乗っている。
これで、まずは来た甲斐があった。

やがて天気が回復、ほかの個体も姿を現した。
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しかし、天気がよいと、なかなか止まらない。まして開翅をみせてくれない。
飛翔。これが唯一の黒い翅表。メス
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産卵シーンも
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うっすらと青い卵が残されていた。
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別なワレモコウでも産卵。
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バックに山の背景と、あえて夏の太陽を入れてみる。
ひどい逆光なのでストロボ使用、ちょっと変わった写真が撮れた。
夏の高原のカッと暑い空気感を表現できたように思い、気にいっている。

しかし、高原を吹く風は暑くても気持ちよかった。やはり、来てよかった。
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by parnassus | 2008-08-09 23:56 | チョウに会える道 | Trackback | Comments(14) |
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Commented by maeda at 2008-08-12 05:55 x
そちらではそんなに多くない青いゴマですね。
とっても綺麗です。広角も良い感じで好きですね。
また、ヘリチャが多いというのが羨ましいです。
Commented by banyan10 at 2008-08-12 13:08
これはすごく綺麗な青いゴマですね。
しかも、写真も素晴らしいです。
産卵も卵が確認できないケースばかりなので、しっかり撮影できているのは羨ましいです。
Commented by げん@マクロと広角で at 2008-08-12 20:42 x
maedaさん、ありがとうございます。今回の広角をほめていただくのはうれしいです。
全国でみれば黒いゴマ(カザモト)の方が意味ある変異かもしれませんが、一箇所で色々な色が出るところは押し寄せて大変です。
胡麻受難、、終わることはないのでしょうか。
Commented by げん@青いでしょ~(笑 at 2008-08-12 20:45 x
banyanさん、ありがとうございます。
写真として評価いただけること、うれしいです。
3年ぶりくらいでしたっけ?久々に行って来ました。
どこの花のくぼみに生まれたのか、判らず、見つけにくいですよね(^^)
ゴマの卵も初めて撮る気になったかもです(笑
Commented by 霧島緑 at 2008-08-12 23:53 x
こ、こんなに青いゴマがいるんですね。見事に開翅した美しい個体、思わず見とれてしまいました。見事!
探しているポイントにもよりますけど、こういうチャンスが巡ってこないかな、今年も諦めモードです。
Commented by げん@逆さてるてるぼうず at 2008-08-13 07:52 x
霧島緑さん、ご無沙汰しております。いっそう精力的にご活躍のようですね。
いやいや、貴殿の得意なポイントにはこれを超えるレベルのゴマさんがいると思います。
ただ、天気がよいと開いてくれるかが難しいですね。
撮影にはくもり~雨が適しているようです(^^;
Commented by ダンダラ at 2008-08-13 13:54 x
スゴーイ、今仕事中だけど目が覚めました。
天気が悪いとこんな風に開いてくれるんですねー。
それにしてもきれいな個体ですね。
こんなのをファインダーに捉えたときの充実感は・・・
アー、うらやましい。
Commented by げん@たまに幸運 at 2008-08-13 20:09 x
ダンダラさん、ありがとうございます。
実際のとこ、これが現れてくれたので、なんとかひとホットできましたよ。いなかったら、かなり辛かったですね。
一番初めの1頭だっただけに、撮影はドキドキしながら慌てながらでした。今思う反省は、もっと設定を色々変えて撮っておくんだったということ。
アトのマツリですけどね(^^;
Commented by clossiana at 2008-08-14 07:14
撮影記を読ませて頂いてドキドキしました。雷雨の後にカラッと晴れて、しかも採集者はいなくなっていて。。。そこへ青さが目にしみるようなゴマの登場。そんなシィチュエーションだと誰でもドキドキして慌てると思います。凄く奇麗な写真を楽しませて頂きました。
Commented by げん@遠くのゴマに会いたひです at 2008-08-14 12:21 x
clossiana さん、どうもありがとうございます。
この青いゴマさんの登場はですね、まだ天気悪かったのですよ。
小雨降るなか、という感じ。。
季節ですものね、clossiana さんも、どこかのゴマを尋ねられてるのでしょうか。
Commented by furu at 2008-08-15 20:51 x
いや〜、素晴らしい青ゴマですね〜。雨上がりが開翅には好条件なんですね。なかなか狙っては行けませんが・・・。それに最近激しい雷雨が多くて恐いですね。昨日もすぐ近くに2発落ちて死ぬかと思いました。
Commented by kenken at 2008-08-17 08:05 x
お久しぶりです。こりゃ、青くてえぇゴマですね。お天気がやや悪いのが開翅撮影にはばっちりです。こちら、先日、ピーカンで開きそうにないゴマに遭遇し、暑くて、直ぐに撮影切り上げました。(笑)
ゴマは採集圧を感じる蝶です。生息地には、たいていネットマンがいて、見られる個体は新鮮なものばかり・・・九州・本州のゴマはそろそろ生息地環境維持+採集規制を考える必要がありそうですね。
Commented by げん@遅くなりました at 2008-08-17 22:16 x
furu さん、ありがとうございます。
雨上がりには・・ゴマさんに会いにいきましょう。
雷雨といえば、昨日はこちらもすごかったですよ。
最近の夕立は、まるでスコールですね、日本は熱帯化しているのでしょうか。
Commented by げん@雨乞いしましょ at 2008-08-17 22:24 x
kenken さん、ありがとうございます。最近は、皆さんのところをなかなか周れず、失礼しておりますです。
これくらいの青さは、西日本では普通なのでしょうか?いつかいってみたいろ思っています。
そちらでも採集圧ですか・・なぜあそこまで?異常ですよね。みんな1回通る道?
ぜひ、貴殿のお立場から種の保存を御提唱ください。
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