登山道の管理日記
「パルナッソス山へ」管理人たにつちの日常。温泉は泉質主義でひなびほど良し。蕎麦屋めぐり、日本の美・チョウ・花・山の撮影など。ニッチでディープを心に留めたい。Discover Deep Japan!
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盛夏の東信ロード2008・その2
2008年 08月 18日 | |
(訪問日:2008/08/17)
今日は、隠れた第1目的があるので、早々にベニヒカゲの高原を下りる。BANYANさんが先日見いだしたというムモンアカシジミの生息地へと車は向かった。
下りるほどに天気がどんよりしてくる。下界は天気が悪いようだ。昼前からはよくなる予報だったはずなのに・・
しかし、現地に近づくにつれ、だんだん空は明るくなってきた。そして暑さも。
一人じゃたどり着けないようなところを言われるまま進むと、道が開けたと思ったら、カメラを持った先客が・・
あ、「蝶の玉手箱」のcactussさんだ!と思ったら、そこが現地だった。ほとんど変わない時間にやってきたそう。
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もう樹の上をチラチラと飛び回っているのがみえる。もう、活動時間になっているらしい。これは、Pカンでない今日の天気の影響もあるだろう。
しかし、ここは飛んでいるチョウまで距離があり撮影は難しい。



さて、いきなりの結論になるが、今回のロードでは、ムモンアカについて一般的に思われている常識を覆すような生態を観察できたと考えている。

常識1 ムモンアカはあまり吸蜜しない?
先日、cactussさんは、ここで吸蜜も撮影したという。それはすごいとまだ見ぬ光景に期待してご案内いただくと、なんと樹の花だという。てっきりヒメジョンで、とばかり思っていたから、案内されなければ、見つけることはできなかったろう。
はるばる持ってきた脚立+アルファのお陰で、かなり近づいてのカメラポジションがとれた。
c0043361_2121048.jpg

この樹の花にはかなり執着していて、よほどお口にあうらしい。循環してくる活動中のムモンアカもとまって吸い出すものがいる。
葉翼がついたこれ、なんの樹だっけなあ、と思ったが、ヌルデだと思い出だした。

ヌルデの樹での吸蜜はあまり報告されていないのではないか。
このキーワードでの検索したところ、ヌルデでのムモンアカ吸蜜に明確に指摘していたのは、なんと海野氏の「小諸日記」のページくらいだった。(当社調べ)
これほどまでお好みの花だとしたら、発生地の近くにヌルデがあるときは、見られる可能性が非常に高いと思う。同じウルシ科のウルシやハゼの木の花も今後要チェックだろう。

新常識
→ムモンアカは好みにうるさい。オキニの花があるときは、ガンガン積極的に吸蜜する。で、それはまずヌルデをチェケラ~!

なのだ。

常識2 ムモンアカは滅多に開翅しない?
昨年のムモンアカロードでは、初めて開翅シーンを観察し、またカメラに納められ驚喜した。
喜びのあまり、シーズン・ワン・ノブ・ザ・ベスト・フォトと思って、年始カードにの写真に使ったくらいである。
しかし、今日は、活動時間帯中、そこここで開いている個体がみられた。アリー(マイラブ)?^^
去年の状況はなんだったの?
日が照りすぎるとやや不活発。そして、葉にとまって、しばし経つと翅を開き、テリトリー体制。そして、飛翔、追いかけ、しばし卍巴、、という動きを観察した。
ちょっと開く気になるまでの時間は、この種の気まぐれさを感じた。ややネコ系?
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のぞきこんでいるときに、半開翅した。レンズは、90mmマクロだったから、ボケすぎるっつーの!というぜいたくな悲鳴。

つまり、
新常識
→簡単にはその気にならないわよ。でも、活動時間にノってくれば、ジャンジャン開いて、見せてあげます。

なのだ。

里山の人に近い環境に息づいている。この環境を大切にせねば。
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再び吸蜜
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見えますか、3頭が一房にいます。ムモンアカシジミでこんなシーンが見られるとはね、、ネットマンを刺激しちゃうかあ。。

魚眼で太陽を入れてのショット。これも夏らしいまずまず不思議な効果が出せたか。
c0043361_21261748.jpg


あ、EX-F1によるハイスピードムービーも遠いながら撮った、うまく撮れていたら、例により後で掲載したい。

BANYANさん、cactussさん、貴重な場面を観察することができました。また楽しい時間、たいへんありがとうございました。
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by parnassus | 2008-08-18 12:29 | チョウに会える道 | Trackback | Comments(12) |
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Commented by banyan10 at 2008-08-21 22:37
お疲れ様でした。
ヌルデがあんなに人気なのは不思議でしたね。
太陽を入れた写真はずいぶん違った印象の出来になりましたね。
飛翔も見事です。
Commented by げん@多謝 at 2008-08-21 22:48 x
早い!(^^
どうもお世話になりました。
なぜあの花なのか、という理由に興味ありますね。
太陽写真、、違うでしょ。カメラ比べも意味あるかも・・
飛翔は、なかなか使える画像はなかったです。昨年より歩留まりが悪かったかもです(汗
Commented by maeda at 2008-08-22 06:20 x
結構な環境ですね。
すばらしいです。
ムモンも開翅するのですね。まだまだまともに見たことがないです。
Commented by clossiana at 2008-08-22 09:05
そうですね。仰られていますようにムモンアカの吸蜜ってヒメジョオンが定番ですよね。ヌルデでの吸蜜が好きなのですね。勉強になりました。でも、ヌルデを見ても、それがヌルデだとわかるかどうか自信がないです。あとムモンアカは夕方に活動しますから、その時間帯で見る事が出来たのは、やはり天気が関係していると思いました。
Commented by げん@その気になりやすい性質 at 2008-08-22 19:35 x
maedaさん、ありがとうございます。
新常識によれば、ムモンアカ、バンバン開翅しますよ~~。
そちらでの発生もそろそろなのでしょうか?
観察もその気になってすることが大切だと思いました。
Commented by げん@怪しい常識提唱 at 2008-08-22 19:38 x
clossiana さん、ありがとうございます。
ヒメジョンでの吸蜜、写真では見ますが、実際には観察したことないんです。そもそも、昨年まではなかなか姿さえ拝むことの難しい存在でしたからですが・・
ヌルデは、葉柄に翼がついていて、すぐにわかりますよ。
天気がよいと行動時間が遅いですよね。その日の状況で時間調整をしないといけないようですね。
Commented by cactuss at 2008-08-22 23:42
先日はご一緒させて頂き、楽しかったです。
banyanさんも撮っていましたが、あれだけ離れていて、飛翔がちゃんと撮れているのはすごいですね。
なぜか写真がたまっているので、小生の掲載は数日、後になります。
Commented by げん@多謝2 at 2008-08-22 23:49 x
cactuss さん、お陰さまで、貴重なシーンを撮影できました。
飛翔は、まあ、数ウチャですよ(^^ゞ
どれだけ、失敗画像を作ってるやら・・
初めて本当にフィールドでご一緒できてうれしかったです。
掲載はBANYANさんが早かったもので、あせってしまいました。
貴殿はどうぞごゆっくり・・楽しみにしています。
Commented by ダンダラ at 2008-08-23 15:58 x
先日はご一緒できずに申しわけありません。
素晴らしい成果ですね。車の修理を後回しにすれば良かったかなー。
ヌルデでの複数個体の吸蜜写真はすごいですね。
後日行ってみましたが、色々回った後だったのでスクランブルばかりで全く止まらず交尾狙いに切り替えました。
何とか撮影できましたが、今後はもう少し時間をとって撮影したい場所でした。
Commented by げん@皆さんのお陰です at 2008-08-23 21:24 x
ダンダラ さん、先日はご一緒できなくて残念でした。車の修理でしたか・・大丈夫ですか。
でも、無事交尾など撮られたんですね。めでたしめでたし。
秋のチョウ、、またご一緒しましょう。
Commented by chochoensis at 2008-08-24 10:23
たにつちサン、素晴らしい成果だったようですね。おめでとうございます。吸蜜・開翅・飛翔・・・と完璧では無いですか・・・すばらしいです。
Commented by げん@ないものねだり at 2008-08-25 07:52 x
chochoensis さん、おはようございます。
>吸蜜・開翅・飛翔・・・と完璧では無いですか・
いえいえ、実は期待していたものがもうひとつ、、産卵が観察できませんでしたよ。
樹の暗いところへ降りていく子がいて、皆で色めき立ったのですが・・
あんまりぜいたく言ってはいけませんよね(^^
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