例のキアゲハくんの餌となっていたニンジンであるけれども。
これは、サツマイモ以上に収穫のタイミングがわからない。
植えたのは春。某100円均一のお店で買った種を植えたのだ。
秋になっても、さらに冬に突入しかけの今まで、ほとんどそのまま青い葉を茂らせている。
いくらなんでも収穫時期もあるはずだと、試しにちょっと何本かを抜いてみることにした。
テストなので、しっかり葉が展開している大きな株と、間引きするべきレベルの小さなものを抜いてみた。
収穫は、以外に簡単だった。
傷つけないように、ちょっと離れたところの土をほって、、
茎をもってゆすると、そんなに難しくなく抜けた・・
それなりに出来てるぢゃ~ん?
でも、ゴツゴツした表面、か細い身。店頭に並ぶような丸々としたニンジンとは、まるで姿が違う。
土が悪い?肥料が足りなかったのかな?
これは後日、シチューに入れたり、そのままゆでて食べてみた。
ニンジンの匂いがずいぶん強かった。野性的だ。そうだ、昔のにんじんにはこんな匂いがあったものだ、と思い出した。
一昔前は、野菜ってものは、子どもにとって嫌いな食べ物だってのが通り相場だった。
嫌われ者の代表格が、ニンジンの匂い、ピーマンの苦さ、トマトの酸っぱさ、などなど、だった。
ところが、現代はどうだ、、品種改良や栽培の工夫などによって、それらのなんと食べやすくなったこと・・野菜好きをのたまうお子も多くいることだろう。
ま、ともかく、「昔のニンジン」・・本来もつ風味豊かな・・ができているようなのだった。
ところで、家庭菜園の本を見れば、間引きした株の葉の部分は食べましょうとある。
油いためなどで、とあるから、まずはやってみた。
後日、手を変えて、おひたしにしてみた。
あまり太い茎のところは、ゆでても葉が立たない・・やはり除いたほうがよいようだ。
これは、ちょっとスジっぽさも部分的にあったが、油いために比べておいしかった。
ちょっと固めだが、同じセリ科の「シャク」のおひたしという位にはいくかな。
寒い時期になってもまだ生育しているようなので、、
必要なときに必要な分を収穫して、食卓に乗せる、、というスタイルで少しずつ楽しもうかと思っている。