しかし、体はなまりきっている。ということで、手近なところで北八ヶ岳へ。
季節的に、もしベニヒカゲに会えたらもうけものだな~と心に。
登山道に入ると、針葉樹(コメツガなどか)の甘い匂いに包まれた。
吹いてくる風は透きとおり、、これだよ!長くこの感覚から離れていた。
北八ヶ岳といえば・・・
森林と、
コケたち、
そして、池沼たち。
どれも満喫できた。
尾根筋に出ると草原となっていた。
チョウの撮影目的のおじさん二人組みとも出会う。ベニヒカゲなどを目的に、まだ季節的に大丈夫という。
日が差すとちらちらと飛ぶ個体がみられた。
飛翔はそんなに速くないが、飛んでいるとなかなか止まらない。
ようやく翅表を撮影できた。これはオス
白帯型のメス
こことて数はあまり多くはない。草原のうちでもササに覆われていない発生できる生息範囲は広くない。ここに採集圧が加わっては甚大なダメージになると感じた。
吸蜜シーンも花にいる時間が短くて難しいが、なんとか押さえられた・・メスの訪花
コメツガだろうか、まだ大きくない針葉樹の葉の先に止まって、腹部を曲げる不自然なシーンに出会った。
産卵行動?(擬産卵?)
残念ながらピンボケだが、証拠写真として掲載しておく。
ちょうど目の高さくらい。食草とはだいぶ離れていて、不自然ではあるが、有り得なくもない。
この後、飛び立ったチョウを追って一瞬目を離してしまい、それでもうこの擬産卵の場所もわからなくなってしまった。
卵が産まれたかどうか確認できなかった。残念。
何にしろ、久々のフィールド、そして1年ぶりのベニヒカゲとの再会に、大いに精神の健康を取り戻せたかのように感じたロードだった。
そうでしたか、貴殿も八ヶ岳で。
あまり多くの個体での比較ではありませんが、ここのは下翅にもベニが広がる傾向では、と思いました。
少しずつでも、あちこちの変異を、「写真で」押さえておきたいと思いますね。
ご推察のとおり、、さすが、このあたりお詳しいですね。