福島県のギフチョウは、会津地方(西会津から只見)に分布する。
いずれも日本海型の特徴をもつとされ、日本海から入ったものと考えられよう。
西会津町は、阿賀野川沿いに新潟県側に連続して分布しているので
同じグループと考えられる。
只見地方へ向かうと、柳津町、三島町、金山町、分布するが数は少ないそうだ。
それが只見町では、増加するようだ。
これが、浅草岳(1585m)からの連なる山稜が1200mでギフチョウの移動にとって壁になると思われる。が、
この地区のギフが、この壁を越えて来たものか、阿賀野川からのものがさらに奥に進んでいったものかロマンは
行政区域では新潟県になるが、奥只見湖周辺のギフチョウも、分水嶺としては、阿賀野川水系にあたり、
奥只見周辺ではさらに高い尾根が新潟県側からはばんでいる地域である。
魚沼市から六十里トンネルあたりを越えて入ったギフチョウが、分布を広げたのか、阿賀野川水系沿いに分布を広げたギフチョウが、好条件に只見で数を増やしたのだろうか。
いずれにしても、福島県只見と新潟県奥只見とは同じグループと考えるのが自然だろう。
福島県のギフチョウには、訪ねて、2シーズン目にようやく会えた。
黄色い部分の披露目で、明るめの印象。
新潟県タイプというが、大きさが全体的に小ぶりなように感じた。
西会津 山の杉林の下を見るが、新潟県側に比べ、カンアオイの数があまり多くない気がした。
数はそれほど多くない気がしたが、そのせいだろうか。
只見のギフチョウにはまだ会ったことがない。今後の目標だ。
保護市町村
福島県指定
安座自然環境保全地域(耶麻郡西会津町)
安座野生動物保護地区(ヒメサユリなどの植物とギフチョウ)
http://www.pref.fukushima.jp/shizen/park/hozentiiki/hozentiiki3.htm
http://www.mars.dti.ne.jp/~y-inaba/kenhozen.html
岐阜県飛騨地方(飛騨北部)のギフチョウ
岐阜県も中央部を大分水嶺が横切る
太平洋側と日本海側のギフチョウが混在する。
飛騨地方は、日本海側のギフチョウということになるが、
このエリアの中でもウスバサイシンを食するギフとヒメカンアオイを食するギフが混在する
バラエティに富む、さすがギフチョウ発祥の土地にふさわしい。
食草の違いからか、発生時期にも幅があるようだ。
飛騨地方のギフチョウは、いわゆる「山ギフ」と呼ばれる
黄色の部分が広く明るい印象、後翅の赤紋が発達したものが多い、などが特徴といわれる。
有名産地の1か所周辺、たいへん尾根伝いにかなり探すが、分布数のかなり薄い印象を受けた。
翌日、発生地とおぼしき、ウスバサイシンも多くみられるところで、
ようやく撮影らしい撮影ができた。
保護市町村
飛騨市(河合地区)
飛騨市ギフチョウ保護条例
http://www.city.hida.gifu.jp/gyousei/reiki_int/reiki_honbun/ar01702881.html
揖斐川町
揖斐川町ギフチョウ保護条例
http://www1.town.ibigawa.gifu.jp/reiki/reiki_honbun/ar13302171.html
白川村
白川村森林等の適正利用による動植物保護条例
http://shirakawa-go.org/lifeinfo/reiki/reiki_honbun/ai39003641.html

