そこで、山形にいる古い友人Tに、どこかで飲む時間はないかと連絡をとる。GWにもかかわらず家にいて、急な連絡にもかかわらず、その友人は家に泊まっていけ、という。申し訳なくもお言葉に甘えることに。
到着すると、近くの日帰り温泉に行こう、という話があり、1も2にもなく賛成し、友人家族みんなで向かう。それが、山形うわの温泉「天神の湯」だった。
蔵王温泉に向かう中腹にある日帰り専用の施設。GWだが、あまり変わらず地元中心の客層だという。300円という料金設定がうれしい。
入ってすぐの掛け湯には、はっきり卵臭の「ナトリウム・カルシウムー硫酸塩泉」がマロマロの味で流れている。
旧泉質名「石膏ぼう硝泉」は日本でもめずらしい、とある。
期待して湯船に入ると・・・んん?おかしい。卵臭がしない。投入口からの湯をすくって、味見をするも味らしい味がない。
そのうちには甘カルキの匂いまで感じるようになってきた。
うう、どうも素晴らしい湯は、かけ湯ばかりで、本体は加水半循環くらいのようだ。
天下の蔵王の地でも湯量不足なのだろうか、ややがっかりというより、温泉資源の行く末に不安を感じてしまった。
ここは、露天風呂に屋根だけ設けたような半露天という設備。涼しい風は、気持ちがよい。大浴槽と子供用という温め設定の小さい浴槽のみ。
せっかくなので、断って浴場内撮影。だんだん私も危ない方向になってきたか。残念ながら暗すぎた。
受付の横では、飲泉所もあり。ここは、香ばしいあっツイ湯でバッチリOKである。
案内:
山形市蔵王上野303-1
電話023-688-5837
営業:10:00~22:00(4月~10月)
休館:無休か?
悪くはない湯です。なんですが・・・一湯目は、こんなところで、後に楽しみを残した感じでしょうか。