坂巻温泉旅館（源泉：坂巻温泉１号・２号混合泉）

坂巻温泉、、前々からすっごく気になる存在だった。
松本から上高地または安房峠へ向かう道中に、ぽつんと国道に面してあった。
トンネルのわき、ちょっと出入りが難ししそうなイメージもあって、また、ここで温泉に入るのも、まだ行き先か帰路か時間もかかるところ、結局、入らずじまいだった。今回、いよいよ入ってみる。

今回のロードでは、釜トンネルの近くでは、岩盤から湧いている湯がザコザコと捨てられていた。周辺は硫黄の温泉の湯気にまみれるていたが、なんとももったいなや、、火山活動は活性化しているのだろうか。

宿の前には、飲泉所のようにしつらえられていた。
おお、とさわると
「アチイーー」
とても直接飲むことなどできない高温の湯が、豊富に出ていた。




日本秘湯を守る会員の宿でもあるここ、「チョウチン」は、ロビーの奥にあった。
フロントでお呼びして、たぶんご主人だろうか、に対応いただく。受付で、料金は５００円でっか、昔の情報とかわらないね、いい。
上高地、白骨、乗鞍エリアにおいて、相場より控えめであろう。

はじめに露天風呂へ、河原の方向に向かい降りていく感じ


近畿から来てるツアラーのニイチャンと一緒になって、各地の温泉を中心にお話する。
ニイチャンも、前からここが気になっていて、初めて泊まるそう。

この露天浴槽には、中は、玉砂利がしいてあった、、これって珍しいね。
湯からは、全体に硫黄臭が感じとれるが、とくに打たせ湯然とした投入されるアッチー湯には、コゲたゴム臭の強い主張を感じた。
いい湯であ～る。
また、この打たせ湯のあっちー源泉は飲めるようだが、いっそう直接的な硫黄の匂いがした。
この湯は、梓川対岸から湧出しているものだそう。

梓川対岸の緑に向かう悦びの舞！

浴槽は、内湯もあるので、迷わず向かわせていただく。ツアラーのニイチャンによると、よりよかったとの評価。
フロントからは２階にあがった場所。

脱衣所
内湯全景

内湯の投入される部分

内湯は、温度調節されてか露天のようなアッリー感じはなくほどよい。
水で調節されているのだね。

ただ、露天との違いは、沈殿した湯の花が舞い上がる様子繊維状にときにかなりおおきな花もあって、実によろしい。

内湯から入口方向見上げる舞

内湯も、外湯もともに甲乙つけがたいと思った。
湯の素性の強さを感じられた点では、調整されていない露天の湯の方に一票を投じたいかな。

日本秘湯を守る会として、さすがの泉質を楽しませてくれる宿である。

温泉分析書


オレ的オススメ度：★★★★☆

（取材日：2013/05/26）

案内