「金山山頂から見える山々の写真をギャラリーで展示」と、金山ゆかりの山岳展望の偉大な先駆者である木暮理太郎についても展示ということで。(6月30日まで)
木暮翁のことは、横山厚夫氏の著書で知ってから、この金山(及び周辺)からの展望が、その人格基礎を形成したということに感慨をもっていました。
太田市には木暮理太郎の記念碑が建立され、数年前に「木暮理太郎翁の足跡を語り継ぐ会」が発足しているそう。その「語り継ぐ会」の事務局長をされている「深海山峰さん」がこの展示の主。
撮影も特に制限されていないようでしたので、展示内容を撮影させてもらいました。
展示
山の写真は、エッセイの組み合わせとなっていました。
深海さんは、「大田タイムス」に平成11年12月~14年1月、全100山を連載されていたとのこと。このキャプションは、その連載が基となっているのですね。
木暮翁
著書など
展示には、深田久弥のものもありました。現在も、それぞれも地元の顕彰会同士の交流も盛んなよう。
当時の山界での双璧の二人だったのかなと想像します。
いまや、登る方での深田翁ばかり有名ですが、展望の方の木暮翁はもっと再評価されるべき人と思います。
会場入口では、色々な「お土産」もいただけるようになってました。
語り継ぐ会会報「理太郎便り」や、カシミールによる東京スカイツリー展望台からの360度パノラマ、地元 高岸氏作成描画の「太田市金山から見える山々」パノラマ、特筆は木暮理太郎本人による「東京から見える山(明治神宮外苑から)」がいただけました。
秩父武甲山の部分をご参考にアップします、というのも、なるほど今とまるで山の形が違うのだなあ、と思いまして。また、浅間山などと比べて大きすぎるようですが、木暮翁の強い思い入れが感じられる気がしました。
なお、併設される「史跡金山城跡ガイダンス施設」も初めて見学しました。
展示内容としてはオーソドックスな切り口ですが、映像資料やパソコンソフトの作成など、たいへんお金をかけている立派な展示館でびっくりしました。
資料室
できて5年ほどになるそうですが、初めてここは入りました。
案内
太田市金山町40番30号
0276-25-1067
施設公式ページ