東京には黒湯の銭湯や施設はそれなりにある。しかし、温泉付きで宿泊できるところ、となるとそう多くはない。
ことに、オイラのように安いことを条件にするとなおさらだ。
大田区は東京黒湯の中心地区だが、その中で今回、蒲田黒湯温泉ホテル末広をセレクトした。
じゃらんのインターネット予約で、朝食つき7800円というコースで利用した。
ちょっと昭和を感じる玄関を入ると、すぐ正面がフロント。そのちょっと左には男湯の入り口
廊下などの壁にはこれまで掲載された雑誌の切り抜きや番組の取材の画像などがたくさんたくさん掲示してあった。
一部であるけれど・・
あったまりやすい湯だと、塩の湯につづき第4位とか、、
腐植物濃度で第2位とか、
浴場へのドアを開けると、あまり広くない脱衣所となって、すぐ浴場入り口画「見える。
なお、下駄箱となっているが、その上に「東京都天然温泉協会会員証」の飾り物。ちょっと古そう。
そのイラストは、古代ローマ風の人物、、テルマエか!?これ新しいのだろうか。
東京は、オリンピックに向けて外国人観光客準備を進めつつある。
さて、寄り道しすぎた。浴場全景。
翌朝のチェックアウト時間まぢかにようやくシャッターチャンスがあった。
中央の黒湯浴槽は4畳くらいあるかも。
特筆はやはり、その黒湯の濃さ
透明度、2~3センチであろう。
その湯はトロっとなめらか&柔らかになじむ。
分析書では無臭とあるけれど、腐植物の匂いがあり。植物系でありながらたいへんに熟成したもの。
湯つかいとしては、奥の複数本パイプみたいなとこから、循環湯が投入され、
鬼瓦みたいな鬼の口から、これが源泉と思われる冷たい温泉が投入されての半かけながし。
サウナもあり、5人くらいは軽く大丈夫
ええですな!この湯のクオリティ、泊まりに来て損はなかった。
お江戸賛の舞
ここは、日帰りでも利用可で1050円ではいれるのでお勧めできる!
浴場内の簡易分析書
脱衣所のより詳しい分析書
パン食べ放題、コーヒー紅茶飲み放題付きコースでおなかいっぱいいただきました。
そのラウンジには、昔のこの温泉の写真も掲示してあったので主なものを。
昔の東京温泉場の雰囲気が少しは感じられるもの。
なお、公式ページなどで見かけるクマさんが入っている風呂は、フロント前の公衆電話横にあるミニチュアだった。けど、お湯は本物を循環しているよう。
その後ろに掲示してある、ここの温泉から作った入浴剤というのは見落としてチェックしなかった。
お土産で売っているのかもしれない。
オレ的オキニ度:★★★★
(取材日:2014/03/02)
案内:蒲田黒湯温泉ホテル末広
〒144-0051 大田区西蒲田8-1-5
Tel: 03-3734-6561
E-Mail:suehiro@suehiro.co.jp
入浴時間:6:00-9:00 12:00-24:00
料金:1050円
公式ページ
たにつちさんは4年以上前に泊まられていたのですね。
実は2018年12月30日を以ってついに閉館となります。
閉館後は建替となり、テナント貸のみ行い、温泉は再開しないそうです。
私も最初で最後で駆け込みで1100円にて日帰り入浴してきました。
真っ黒な黒湯、凄かったですね。
鬼の湯口から非加熱源泉の投入があるのも良かった。
猫もいて、閉館後の里親も見つかったとのことでした。
あのようなレトロなホテルの真っ黒な温泉に二度と浸かれないと思うと残念です。
そうなんですか!知らなかった・・昨年で閉館とは!
味のある温泉というか、泉質のクオリティも最上級だっただけに、とても残念です。
でも、こうして、記録できていてよかった・・
さておき、どうぞ今年もよろしくお願いします。