このチョウは、全国でも限られた場所に生息している珍奇で貴重な存在。気づけば、3年ぶりの久々の再会だった。
ことに、夕方近くなわ張り行動などの時間にだけ見せてくれる、その名の翅表の「ルリ色」をしっかり撮影することが一番の目的。
幸運にも、お天気は午後までもって、なわばり行動・飛翔を観察することができた。
3年前に苦労して見つけた発生地へ行くと、そこには網を持ったオジサン1名が歩き回っていた。周辺を探すもチョウの姿はまったく見えない。判りきったことだが、まず何をしているか尋ねると「チョウを探して・・・」とボソボソ言う。ここは、保護されている場所であることを問いただすと、「趣味で一人でやっているから、知らなかった」と実に見え透きながら知らばっくれた。
近頃は、撮影をするだけでもあらぬ誤解をかけられかねない状況だから、と、ともかくもここから退去してもらった。
一帯を広範囲にも探すが、ほんとに1頭も見つけられなかった。時期が早すぎたか、と思ったが、まさか?と気持ちも取り直し、探し続けた。
午後も進み、先ほどの発生地へ戻ったとき、ヒメジョンの花にこのチョウが止まっているのをようやく見つけられた。翅は少し傷んでいた。時間が進むにつれ、現れるチョウの数は増え、あの猛烈にすばやい飛翔が周りで見られだした。しっかり、発生時期だったのだ。
あのタヌキオヤジは、吸蜜するメスなど、表に出ていたチョウは全部採り尽くしていたに違いない。そこまでやるか?
さて、自分の撮影の結果。
目的の翅表の「瑠璃色」は、幸運にも何度も撮影チャンスをもらうことができた。
そして、やはり魚眼レンズで環境と一緒に撮る、というねらいも成功できて、満足、満足。
このチョウは、活動中はとても敏感なので、翅を広げた写真はほとんどの場合、背後から撮ったものばかりだと思う。つまり前からは、なかなか近づかせてくれない。そうした中で、1度だけ、前から撮ることができたのが、始めに掲載したもの。
一般的には、翅の全体がよく見えた下のような写真の方に分が上がるかもしれないが、私にとっては、1枚目の「お顔」がよく写った写真が値千金(大げさ)のボーナスショット。
飛翔中の撮影もねらうが、猛烈にすばやくやはり厳しい。来年以降の目標としたい。
いつもながら、この地のキマダラルリツバメがいつまでも健在であることを祈って、記事を終える。
私たちも1日遅れで今日行ってきました。
結果は明日アップします。
素晴らしいキマルリの開翅写真ですね。
裏面の模様も独特で良いですが、表のこの紫色はたまらないですね。
すごく良く撮れていてうらやましいです。
今年は急に梅雨らしくなってしまったのでもう無理かもしれないけど、来年の楽しみが増えました。
しかし、見事に開いていますね。こちらはノーチャンスだったので羨ましいです。テリトリーを張って、撮影しやすい場所というのは限られているようですね。次回挑戦するときには教えて下さいませ。
一番の目標の成果、おめでとうございました。メスの飛翔写真にもびっくりしました。
よくわかりませんが、雨でなく気温がそこそこ高ければ、吸蜜(テリも?)などで姿を現してくれそうな感じはします。今年成果を上げられるのでは?
佳蝶を訪ねる企画の際には、ぜひ、お知らせくださいませ。
たにつちさんの大事なポイント、タヌキオヤジが出没していなかったらもっと撮影のチャンスがあったかもしれないのに悔しいですね。
それにしてもみちのくの梅雨時のチョウ三昧うらやましい旅です♪
あんまりうらやましかったので先週会津に出掛けたものの、その後何かと忙しくてほったらかしにしてたら、
たくさんのキマルリが出そろってるなんて、驚きです。
遅ればせながら私も…
キマルリは、裏面の印象が強いような気がしますが、表の青紋はさらに美しいですね。
やっぱり1枚目は、個人的に思い入れの画像ということに・・・はや、次にこういうシーンにはいつ会えるかな?なんて感傷の気分もしています。
次は、papilaboさんによる成果を、びっくりさせられながら拝見することにしますね~♪
いとも簡単にか?というと、まあ適当には努力したことにしてください。
もちろん、裏面もとても惹かれる姿を見せてくれましたが、今回は、特に表の瑠璃色にポイントを置いた記事としました。
瑠璃色の珍しいチョウを見せて頂き感動致しました。
こんなにきれいに撮れてよかったですね。
Google検索すると「珍しく二条の尾状突起をもっており・・・」とありました。 裏翅もきれいですね。
心無い人もいるのですね。。。
>いつもながら、この地のキマダラルリツバメがいつまでも健在であることを祈って・・・・
私もお祈りいたします~♪
微妙な青色も、露出補正やWBなど、難しいと感じます。今回も正しく写せたか疑問でした。
確かに、綺麗で珍しいチョウです。ついつい、そういうチョウばっかり追いかけてしまうなんて「専門家」ではない証拠でしょ?
まだ撮影したことのないチョウも多いので、そういうチョウを優先にロードすることになると思います。
こういうページですが、どうぞ、よろしくお願いします。
このチョウ、たぶん予想されている半分くらいの小ささです。
輝く藍色も綺麗で、ほ~んとカワユイの。初めて知ったでしょ?
藍に会いに会津へ!(ボケかすり?逃げっちゅ=3=3=3
みんながトラックバックしているのがうらやましく、挑戦させていただいたらおかしなことになりました。
エキサイトブログ入門編を何度読んでも理解出来ず…
そんなわけで変なトラバをしてしまいましたので削除をお願いします。
自分ではできないんだって(ほんとは頭の悪さをこっそりと証拠隠滅したいのに…)
やり方は難しくないです。別にお知らせしときますか。
それにしても、蕎麦の花の白い世界にいる小粒な存在、やはりびっくりしながら拝見させてもらいました!
今年はもう無理ですが、来年はぜひ私もこの瑠璃色をカメラに収めたいと思います。