住宅地の中のそれらしくない場所に表示される、ちょっと見にいってみよう。

幟が建っているが、見た目普通の個人宅。
何やら「会津押し」らしいし。これは、東北によくある、自宅の座敷まんま蕎麦屋営業パターンだろうか。
どうしようかとあぐねていると、中からおじちゃんが手招きして、そこに停めろと指示される。
まあいいか、、

玄関あがって、右のふすまを開けると座敷にテーブル並んで、予想通りって感じ。
中も会津の民芸品が飾り付けられて、これはちょっと演出臭い。
日本酒の銘柄もいっぱい張ってあって、夜は飲み屋になるのかな。
もりそばを800円となかなかの金額、まずは、それを。
本日のメニューとして、ホワイトボード

尋ねると、柿やまんじゅうの天ぷら、そのまんまで甘いデザート的なものらしい。蕎麦だけでいいや。
すぐに、つゆと、箸休めと一式がセットされた、東北の蕎麦らしい。

普通のつゆと大根のしぼりつゆの2種がセットされる。
しぼり汁で食べるのは、初めてだ。そういう店あるけど、まずはノーマルにいくから。
しぼりつゆとは、会津の大内宿の高遠そばを醸しているのか。
しばしで、蕎麦も登場、、

2種の蕎麦、ひきぐるみの黒っぽい田舎と、普通の。

普通のは、おじちゃんによると「砂場系」とのこと。修行したのかは聞きそびれ。
量はちょっとなんだが、蕎麦はすっきりと瑞々しい、美味い蕎麦だ。

おじちゃんは、「お兄ちゃん、どうだい!?」と聞いてきた。
会津との関係をたずねると、会津出身で、まだ住所は置いたまま、よって停めてある車も会津ナンバーだと。
おばちゃんは、通っていつもいるわけではないと。
おじちゃん、なれなれしい感じで、ある種、都会人には苦手に感じるかも。
都会人にとって、初対面でこれは、何かがあるんではとちょっと警戒させるような。
でも、商売の押しつけでないようだとのオイラの結論。
おばちゃんは、明らかに人柄のよさが伝わってくる。
デザートに柿をむいて、サービスでもってきてくれた。1月に柿とは!何か会津の方で保存されているものらしい。これが、甘いけれど、適度なもので、とても美味しかった。ほんと、この季節に食べるとは。
うますぎて写真撮るの忘れた。
しかも、この柿をお土産に2個もくれたのだ。気前がいい。
「F市!遠くないから、また来てね~」の声に、「宣伝させてもらいますよ!」と答え、オイラは、それを実行している。
オレ的オキニ度:★★★☆
(取材日:2015/01/18)
案内
比企郡滑川町月輪879-1
0493-62-0202
営業:11:00~19:00
定休:月曜日(祝日は営業)
駐車場:10台ほど


