うどんって、固いか柔らかいかの違いとかありますが、所詮うどんの範疇、そんなに違いがあると思えないわけでした。
何より、打つのに、蕎麦ほどの技術はいらないんじゃね?
榛名に「水沢うどん」なる有名な「観光」うどん街があります。
もちろん何回かは食べたことあるはずですが(昔々ね)、上記のような思いから、うどんに千円以上を払う気は起きないわけでした。
このほど、実家のジジ、ババがどうしても水沢うどんを食べに行こうというので、仕方なく連れていきました。
いったいどこのお店がよいやらなあ・・
伊香保温泉と水沢観音からの門前として発展したうどん街、水沢観音に近い方から、順に老舗のようです。
その1件目に、と店前に立つと、何やら高級そう、、ますますうどんにそこまでという気になりました。
では、とその隣の若干庶民向けっぽい構えで入ったのが「清水屋」でした。
平日のピーク時をはずしたつもりなのに、それなりにお客がいるもんで、店内は撮影できず。
メニューは、もりうどんだけで量の違いのみ。それにいくつかの小皿
つまみに「舞茸のバター炒め」をオーダーしました。
あ、この店では、うどんのことを「うむどん(「む」は小さい)」と表記するのが正当なようです。
すぐ、つけ汁が出されました。「くるみ汁」のみなんですね。珍しい?
舞茸が先に出てきました。
意外なほど、うどんが出てくるまで時間がかかります。
その間、客席にオヤジが出てきて、色々話しかけてきます。どうやら店主らしい。
いかにここの「うむどん」がありがたいうどんなのか教えてくれます。
内容としては、現在、水沢うどんでも、手打ちをやっているのは3軒だけ。
その中でも、昔からやってるのはうちだけ」だと
ほかの店では、工場のうどんを食べて、美味しがってるんだとか。
これまでも、宮家の方々が休憩になっていて、店内にその写真やら記録やら、大正当時の写真やら、色々と掲示物もあります。
その歴史ゆえに「始祖」を名乗っているのですね。
メニューが少なく、うどん一本でやってるのは、自信あるこそ。
別なお客が、あったかいうどん食べたいからないのかときくと、「それはもったいない」んだとか。
そんな話でようやく出てきました。
お~これはキレイなうどんだなあ、角が立っていて、エッジが利いてる!
あまり甘くないつゆでした。
しなやかな食感は水沢うどんの特徴。
加えてけっこう太さもあって、かみ応えも適度、うどんののどごしが良いってこういうものかと。
量も、見た目以上に深くあって、けっこうでした。
舞茸バターのおかわりを頼むと、さらにサービスで「白舞茸とこんにゃく」を出してくれました。
最後は、「うどん湯」でつゆを飲んでしめ。
や~このうどんは、ちょっと新たな体験かも。
1000円以上でも納得しました。
ジジ・ババも、満足だったようで、知り合いへお土産のうどんを買い求めるほどでした。
あ、オイラが、おしぼりと一緒に並べて撮ろうとしたとき、「そういう仕事してる人?」と聞かれました。
なぜかというと、カメラマンはきまって、つゆの猪口を奥に置いて撮ろうとするんだとか。
こちらのお店、雑誌などのマスコミも何度も取り上げられてるんですね。
当然でしょうけど。こんどテレビにも出るんだと、ほかのお客に解説してました。
有名な水沢うどんですが、それ中でもこのオヤジが有名人なんだろうなあと思います。
店内の掲示物も、お願いしたら撮影OKでした。
打場のお姉さん方もとっても明るくてよい感じ。
撮っていいですかって聞いたら、快くOKってことでシャッター
ごちそうさんでした~~!
あ、そうだ。オヤジを撮るのを忘れていた(爆
オレ的オキニ度:★★★☆
(取材日・情報現在:2016/03/09)
案内
〒377-0103
渋川市伊香保町水沢204
0279-72-3020
営業:11時~17時(日祝~17時30分)
定休:木(祝日の場合は営業)