登山道の管理日記
「パルナッソス山へ」管理人たにつちの日常。温泉は泉質主義でひなびほど良し。蕎麦屋めぐり、日本の美・チョウ・花・山の撮影など。ニッチでディープを心に留めたい。Discover Deep Japan!
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深谷市成塚の道標(安永十辛丑1781年)
2018年 09月 09日 | |
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埼玉県深谷市成塚地内、県道356号沿いにある古い道標・・
以前からあることには気づいていたが、よくよく見たことがなかったので、改めて確認と記録。

ちなみに、隣にある大きい石碑は、南無阿弥陀仏と彫られてるが、講中とあるから墓石ではない。




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正面には、
「安永十辛丑三月吉日
 南□かやく□□や道
     武州成塚村」
と彫られる。

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安永十年・辛丑は1781年、4月に改元されるが、この3月はまだ安永で合っている。
建立年が明確な道標だ。250年近い古いものだった。

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武州(州が略字となっている)成塚村、まさにこの場所

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右面には「右たかしま道」
現在も大字名として、ある高島のこと

c0043361_23485929.jpg
「左なかせ(中瀬)□
     施主 栗原氏」
建立した人物は栗原さんということもわかる。
c0043361_23485009.jpg
あらためて、正面の文字であるけれども、江戸時代のくずし字かつ音の当て字(?)で、オレには読めないのだけれど、方角からして、南は「深谷」に違いない。

「南 婦かや(ふかや)く満かや(くまがや)道」
と彫られているのではないかと推測。
くずし字が読める方にはたぶん容易いことであろうから、ご教示をいただきたいとお願いする。

この道標の立つ県道356号は、古くは「中瀬道」と呼ばれる、中山道と中瀬河岸(当時、川運で発展していたという)とをつなぐ重要路だった。
また、「明治国道」においては、この道が「國道十二号」として群馬・前橋まで接続するルートに選ばれたのだ。が、そのことはまた別で書きたい。
今や中瀬には往時をしのばせるものはほとんどないが、この道標はその痕跡として貴重なものであろう。

■取材日・情報現在:2018/09/01




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by parnassus | 2018-09-09 23:48 | 道路のこと | Trackback | Comments(2) |
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Commented by Sippo5655 at 2018-09-19 22:25
なんだか、とても貴重な・・・
歴史的遺産かも!!!
こういうところに着目するって、
なかなかできないことですよね。
意外と、ご近所に住む年配の方とか、
詳しい事情をご存知かも!!
Commented by parnassus at 2018-09-25 00:04
Sippoさん、毎度、カメで申し訳ございません。
しかも道路趣味、、いやそれから逸脱したようなマニアな記事に、コメントご苦労をおかけしたことと。。
投稿があんまり少ないのも、と今後ますます輪をかけて取り付く島もない駄記事もありえますので、どうぞご心配なく(?)
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