公道上にあるのは激レアと呼ばれている標識「優先道路」
かつて前橋にあったものが有名だったようだが、今ではそれはない。
2024年4月、伊勢崎市において、近年設置されたものがあることが X(旧Twitter)にて報告された。
GW後半の初日、その情報を基に現地(伊勢崎市羽黒町)へ出向くことにした。
あった!公道上に設置されたこの標識に初めて会った。
伊勢崎市羽黒町、県道293号に交差する道の入口に立てられている。補助標識で、右矢印の「ここから」付きだ。
裏面には、設置年月日や納入業者までわかるラベルが貼られていた。
平成30年12月(2018)の設置だった。
近年の設置といっても、上記Xでの報告がWeb上での初出ならば、6年もの間、マニアに気づかれず経過していたことになる。
驚いたことに、設置されているのは、この1枚だけではなかった。
道路の反対側には、「ここまで」の補助標識つきのものが別に設置されていた。
さらには、この道路の100mほど先にも、立てられているのが見えた。
この通りにわたって、ずっと立てられている!?いったい何枚あるんだ?
補助標識のない「その区間内」を示す本標識があり、また先に続いていた。
その区間の最後に立っていたのがこちら。
まだ通りが終わらないが、優先道路の規制区間はここまで、400m弱の区間だった。
結論としては、4か所に対に設置され(1か所だけ片方のみ)、合計7枚ものレアな標識が実在している。
また、ほとんどは平成30年だが、追加で設置されたのか令和2年のラベルのものがあった。
この優先道路と交差する脇道側には、一時停止標識が立てられ、また停止線が引かれた、ごく普通の交差点である。
なぜにわざわざこの標識を建ててまで優先道路を強調しようとしたのか?
伊勢崎警察署の意図は明確にくみとれない。
過去に脇道から出てくる車との事故がよほど多発した経緯があるのだろうかと推測するほかない。
この区間、南側に県営と市営の集合団地のエリアで、それ沿いの道であることも何か関係ありそうにも思う。
いずれにしても、こんなにも激レア「優先道路」をふんだんに採用した群馬県公安委員会・伊勢崎警察署に感謝。
また、グンマーに新たなるネタの聖地が生まれたろうことを喜びたい。