(2026/01/04開始・2026/01/08更新)
高さ制限(404) (昭和25年3月-昭和35年12月)
昭和25年制定の「高さ制限」は、昭和35年12月に赤い枠のデザインに変更されたため、このデザインだったのは10年ほどの短い期間しかない。
極めて残存数が少ない上に、この宇陀市のものは、鮮やかな色を残し、現役として最も保存状態のよいものに違いない。
近鉄大阪線の高架下にある。有名な旧型標識であるが、2025の秋に初訪問した。
(2025/09/26撮影)
国道369号と平行する、今でこそ家並みの間を通過する広くない道だが、かつては伊勢本街道という歴史ある街道であった。


またすぐ近くが旧初瀬街道との追分で、この家並みは、榛原の宿場町だったようだ。
そこに後から、近鉄大阪線が敷設され、高架下の高さについて、警告しているわけだ。
また、最寄りの交差点は、国道165号、369号、370号が集まる、現在でも交通の要衝となっている。
あった!

支柱が木製である。これは大きな特徴。
また、コンクリートブロックで立てられ、移動が可能な設置となっている。
この標識は、この時代のもので唯一、設置された当時の姿をとどめたものではないかと、マニアはいう。

表面、周りを囲むラインや文字の青色に加え、上部にひかれる赤ラインがとりわけ鮮やかに遺る。
繰り返しになるが、現役でもっとも保存状態のよい個体だろう。
なお、高さの数値が元々4.3mだったものを4.2mに低く修正された跡がある(今はそれがはげて4.3が見える)。
これはこの道が舗装された際に、地面が10センチ高くなり、低く修正されたものだそうだ(マニア談)
旧型標識における国宝級の価値を持つ別格の標識といえよう。