♪ 空にあこがれて 空をかけてゆく
あの子の命は ひこうき雲 ♪
言うまでもないですが、この曲、この夏公開中のジブリ映画「風立ちぬ」のテーマソングということもあって、ただいまマスコミでもよく取り上げられているでしょうね。
オイラという人間、特殊なタチなのかもしれませんが、
昔から音楽を聴く際にはメロディラインばかりが耳に入って、歌詞のある歌謡曲でも歌詞は楽器の音と同じで、言葉として頭に入ってこない、という特性がありました。
(というか、人が話す言葉の内容や意味も、なかなか耳からは理解しにくいようです。音声情報とテキストの分断があるのかも、、)
ということで、メロは聴きなじみのあったこの曲でしたけど、上に書いたような歌詞だったと理解したのはまったく今回初めての次第で、、
その前の歌詞からの文脈では、この最後のフレーズ、複数の意味で理解される余地があると思いますが、、
「あの子の命は~ ひこうき雲~」といつものユーミン節で軽やかに明るく歌われながらも、「命は ひこうき雲」ですよ!!
「風立ちぬ」での愛するわかき女が結核で命を落とすというストーリーを思うと、
ユーミンは「あの子」の命が、ひこうき雲のようにあっという間に霧と消えゆくことを歌ったの!?と思い至るをえませんでした。
そして、「空にあこがれて 空をかけてゆく」といういかにも宮崎映画な歌詞とともに、映画「風立ちぬ」は、その基本の筋書きそのものを、この歌から宮崎駿氏がインスピレーションしてつくったのではないかとさえ思ってしまいました。
無論、オイラはまだ上映を観にいってません。映画のホントのとこは知らないで上記駄文を書いています。
でも、あちこちでいろんな人が、オイラと同じような印象を書かれているのではないでしょうか?

