太田市(旧尾島町)の国道354号沿い、世良田交差点から東に少しのところにある小さなそば屋。
気になっていたが、いつ開いているのだろう?というナゾの店だった。というのも、今回その理由がわかった。町蕎麦の佇まいなのに、昼の時間帯しか営業していなかったのだ。
ようやくその蕎麦に会えた。
入ったときは、職人さんやタクシー運転手風貌など地元客でにぎわっていた。
お店は、オヤジとオバやんの二人で切盛りしていた。
客席数:小ぶりの4人がけテーブル5台と6人がけ1台。
まず驚くのはその料金設定。いまどきもりそば400円は、なかなかない。大もりは+100円。
もつ煮定食750円なりを注文。
改めて気づいたけれど、我ながらもつ煮よく食べてますなあ~~(笑
蕎麦:白い麺。ややふぞろいで幅広。薄い部分で、柔らかい口当たり。小麦粉の配合が多いかもしれないが、値段を考えれば十分オッケー。
つゆ:甘いというのではないが、味の濃さを感じる感じ。そば湯で割るとブシの風味が立つ。
薬味:2種類、刻みねぎとねりわさび
もつ煮:脂の乗ったトロトロもつ。永井食堂のタイプとは違うやつ。もつ煮臭さもあって、このタイプじゃなきゃ物足りないという人も多いだろう。ちと味付けはしょっぱかった(^^。
提供される料理の質量とお値段などを総合すると、かなり満足度は高い。
材料費高騰の折、小麦粉といえど上がっているのに、なんと良心的なことか。
「高級な」蕎麦屋-味もさほどでないくせに、量が少なくて、かつ、お値段だけは一流というような-には、この姿勢をよく学んでもらいたいものだ。
以前は、居酒屋的に夜の時間にも営業してらしいが、今は昼にのも営業を限っている。
ここいらで、店に特別のこともなく、昼だけに営業時間を限る店は珍しい。
強気な営業スタイルともいえなくないが、つまるところ、もはや商売っけがなくなっていると見た。
今のご時世、良心的な営業を続けるのもたいへんと思われるが、是非がんばっていただき、いつまでも楽しませてくほしいと願う。
(訪問日:2008/03/28)
オレ的オススメ度:★★★☆☆
案内
太田市世良田町1321
0276-52-5156
営業:11:30-14:00
定休:水曜日
駐車場:5台ほど
もりそば400円、合もり500円、天もり800円、もつ煮定食750円など